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2018年12月 2日 (日)

清貧に暮らす証に芋茎(ずいき)汁

 「芋茎(ずいき)」或いは「芋がら」はサトイモの茎(葉柄)のことで、赤・青・白色の3種類あります。Imogara_2018_11_4「赤ずいき」は関東地方でも食べることがありますが、「青ずいき」は東北地方で栽培されている種類は食べられるそうです。また、背丈の低いうちから光を遮断して軟化栽培した「白ずいき」は、京都などの料亭で高級料理として使われると聞きます。
 今年は、「赤ずいき」も「青ずいき」も何度も頂いて食べる機会がありました。
 シャキシャキした食感や味は殆ど同じで、両方とも、味噌汁の具材や豚肉との油いため、或いは、御浸しなどにして食べてみました。Imogara_2018この「芋がら」は、乾燥させても水に浸して戻すと食べることが出来るので、農家では保存食として、また、昔は芋茎縄にして腰縄にして持ち歩いたそうです。きっと、旅人は携行食の一つとして、或いは、忍者や武士も腰縄にするなどして、万が一の非常食にしたのでしょう。
 最近では東京近辺の人達は、殆ど食べないと聞きますが、もったいないことです。食べるには、丁寧に皮をむき、塩もみや酢であく抜きをするなど下処理が必要なので、面倒と思われているのでしょうか。個人的には、郷里の貧しい生活の中で「芋茎(ずいき)汁」などで食した時代を思い起こさせる貴重なものです。
 なぜか今、「清貧に 暮らす証に 芋茎(ずいき)汁」の駄作とともに、誰かが詠んだ「慎ましく 生きる喜び 根深汁」を連想しています。

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コメント

 ずいきに関するブログ記事は気をつけないと「別の意味」に解釈される恐れもあり、特に肥後産のハスイモの茎を干したずいきは、肥後細川家が参勤交代の折に徳川将軍家への献上品として定め、大奥で「使用」された他、「いもの葉に置く白露のたまらぬはこれや随喜(ずいき)の涙なるらん」との歌も残っているところで、
 そろそろ昨日は大学通りのイルミネーションが点灯し、今日は旧車祭、くにたちマルシェ、雪の華コンサートが行われる予定であるが、23日の平成最後の天皇誕生日には大学通りでクリスマスイベントも開かれる予定であることにも言及頂きたいかと…。

投稿: | 2018年12月 2日 (日) 12時11分

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