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2018年11月27日 (火)

財政再建の指導者は自ら質素倹約

 日産自動車のゴーン氏が、報酬約50億円を有価証券報告書に過少申告した疑いや日産の海外子会社に高級住宅を購入させたり、贅沢三昧の生活ぶりが批判されています。19年前、日産を解雇され現在は某会社で車両管理に携わっている人と話す機会がありましたが、「日産を一人で再建したわけではない。我々も解雇という形で協力した」と悔しさを滲ませて語っていました。
 「先ず隗より始めよ」と言う言葉がありますが、無駄を省く財政改革などの大事業に着手するには、まずは、言い出した者から始めよという意味で使われています。
 江戸中期、放漫経営から財政危機にあった米沢藩を立て直した上杉鷹山は、「12箇条の倹約令」の中で、一汁一菜、虚礼廃止、普段着は木綿とすることなどを家臣を求めるだけでなく、自らもそれを率先して再建しています。また、二宮尊徳は、「小さな努力の積み重ねが大きな成果を生む(積小為大)」という教えと自らも質素倹約を実践して、各地で財政再建を実行してます。近年では「増税なき財政再建」を目指して、国鉄をはじめ 3公社の民営化など行政改革を主導した土光敏夫氏は、「メザシの土光さん」「ミスター合理化」の愛称で清貧さと無私の姿勢が高く評価されていました。
  いずれも、民百姓や家臣、社員などに質素倹約を求めるからには、そのリーダーは自らも質素倹約に努め、清廉潔白、公正性、実行力をもって、財政改革を実現しています。ゴーン氏のように「日産再建の成果を独り占めした」ような贅沢三昧の生活ぶりは、外国から評価されても、日本には馴染まないことです。そして、故・出光佐三は従業員を「宝の山」と信じて「一人の馘首(かくしゅ)もならぬ」と、一人も解雇せず再建したことも懐かしく思われます。
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コメント

何かビジネスジェットまで私用で使っていたようで、これでは公用車で湯河原へ通ってたどっかの知事と一緒ではないかと言ったところで、そろそろ車と言えば、我らが国立恒例の「旧車祭」が来たる12/2に予定されており、今年は由来となった「遠乗会」から110周年であることにも言及頂きたいかと…。

投稿: | 2018年11月27日 (火) 12時48分

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