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2018年9月 8日 (土)

佐藤一斎の『言志四録』に学ぶ

 「自分に火をつけ」、ぶれない自分」をつくり「覚悟を決めて生きる」術(すべ)を知るには、儒学者・佐藤一斎の「言志四録」を読むこ0000204203200_とをお奨めします。 
 昨今、何かと問題が多い、政治家や高級官僚、スポーツ協会などのリーダーを自認する方々は、率先して『言志四録』を一読して欲しいものです。江戸後期の儒学者・佐藤一斎の『言志四録』からは、生涯学習の重要性とともに、事に当たっての覚悟のほどを教えられます。佐藤一斎から感化された明治維新の志士は数多く、西郷隆盛も「101の言葉」を抜粋して座右の銘とし、また、総理大臣当時の小泉純一郎氏が国会で「三学戒」を引用すると、マスコミが一様に注目して世間に広まっていました。
 『言志四録』から、真似たいと思う個所を何点が抜粋しますと、
人と話をする場合には、相手をしてその長所を話させるべき
 そうすれば、自分にとって益するところがある(言志録62)
気概は鋭くありたい。行いは正しくありたい
 品位や人望は高くありたい。見識や度量は広く大きくありたい。学問や技芸を究めることは深くありたい。物に対する意見、見方は真実でありたい(言志後録55)
人の欠点、短所を改めさせようとするには、忠告しようとする誠意が、言葉に満ちあふれるようでなければだめ。怒り憎むような気持ちが少しでもあれば、忠言(諫言)は決して相手の心には入らない(言志録70)
人生には貴賎もあり貧富もある
 その各々に苦楽がある。必ずしも富貴であれば楽しく、貧賎であれば苦しいというものではない。どんな事でも苦しくないことはなく、どんな事でも楽しくないことはない(言志後録69)
若くして学べば、大人になって世のため、人のために役に立つ人間になる壮年になって学べば、年をとっても衰えない。年をとって学べば、死んでもくさらない0000258335その精神は永遠に残る。(言志晩録第60条)
 など数多くあります。
 [PDF]言志四録 - 加藤 廣志
 なお、陽明学の安岡正篤は、「能(よ)く学ぶ人は老来ますます妙である。 ただし学は心性の学を肝腎とする。雑学では駄目である。」と説きますから、小生はその「雑学では駄目」の部類と自覚しております。
 佐藤一斎は70歳にして、幕府が設立した昌平坂学問所の塾長、今風でいえば東京大学総長に匹敵する立場です。「昌平坂学問所」は、徳川家康を含め四代の将軍に仕えた林羅山が開いた 昌平黌(しようへいこう)が起源です。また、佐藤一斎の出身地は美濃国岩村藩(岐阜県恵那市岩村町)であり、佐藤一斎記念館も建てられ、「三学戒」の石碑もあります。

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コメント

 リーダーと言えば、今安倍総理に求められるリーダーとしての資質はたとえ憎まれ役を買って出ても決断することであり、それは即ち一刻も早く泊原発を再稼働させることであり、原発反対派がやれ周波数がどうのなどと言って今回の北海道胆振東部地震による大停電が原発停止によるものではないと詭弁を弄しているが、既に人工呼吸器が停電で止まり重体となった乳児も出ているのであり、そんな発電所下の何万年前の地層がどうのよりもこのまま不安定な電力供給が続けばこの冬道内で何人もの凍死者が出るのであり、どちらが重要なのかはもはや明らかで、とても総裁選に影響するからと及び腰でいるヒマはないところで、
 そろそろ今日、明日と都立国立高校にて「国高祭」が催される予定であり、国高祭と言えば日本一の文化祭とも言われ、演劇が特に盛んであるが、その演劇も権利者への上演許諾を取ることまで全て生徒自らが行なっており、さすが偏差値の高い高校故に為せる術であり、その国高出身の石井めぐみ先生のご子息の命日が明日であることにも言及頂きたいかと…。

投稿: | 2018年9月 8日 (土) 09時58分

 石井めぐみさんのことは、数年前、国立市議会議員に当選されたこと以外、何も存じません。今回、長男が脳性まひ児として誕生され、6歳で亡くなられたとのことや離婚のことなどを知り、「人生最悪」と思われた時期もあったことでしょう。
 しかし、度重なる「不幸」を乗り越え、それをキッカケにして、人生の流れを大きく好転させる方がおります。その一人が石井めぐみさんなのでしょう。気持ちの切り替えのキッカケは、「苦しい体験が自分を成長させた」、「人生で大事な事に気付いた」、「周囲の人も本物の人物と見抜いたから手を差し伸べた」などがありそうです。人間には、平等に「振り子の法則」が働くとされますから、これからは、バランスの取れた良い人生を歩むはずです。

投稿: 管理人 | 2018年9月 8日 (土) 20時17分

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