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2018年6月 3日 (日)

米朝のギリギリの交渉に想う

 戦後の歴代米大統領が何人かかっても出来なかった対北朝鮮政策201864_image_48857の転換に向けて、今、トランプ政権と北朝鮮はギリギリの交渉が続いています。長年の、もつれ切った関係から互いのハードルが高いこともあり、6月12日の会談一回で全てがスッキリするには困難でしょうが、まずはトランプ大統領の英断と「アメとムチ」という、硬軟使い分けたコワモテぶりの交渉に全面的に期待したいものです。
 最近の動きでは、5月24日には北朝鮮の崔善姫外務次官は、ペンス米副大統領との会談後、「愚か」と非難し、外交が失敗した場合には「米国が我々と会議室で会うか、核対核の最終決戦で対決するのかは、完全に米国の決断と振る舞いにかかっている」と高飛車に警告。また25日には豊渓里の核実験施設を専門家を入れずに見せかけの爆破。
 これらに怒ったトランプ大統領は即座に反応して首脳会談を中止と発表すると、北朝鮮は相当ビックリしたのか9時間後に、狼狽したようなコメントで会談の実現を呼び掛けていました。そして、5月26日には南北首脳会談を電撃的に開催して、金委員長は米朝首脳会談実現に「確固たる意思」を表明。6月1日にも、金委員長の腹心・金英哲副委員長が、金委員長の親書をトランプ大統領に手渡すために渡米するなど、北朝鮮は百戦錬磨のトランプ大統領に完全に手玉にとられた格好です。
  12日まで約一週間の今は、朝鮮戦争の終結宣言、朝鮮半島の非核化宣言、その手順、査察、廃棄の方法、日本人拉致問題の解決、その後の北朝鮮の体制保障、経済支援など具体的な事に及んでいるはずです。特に日本としては、平成14年の「日朝平壌宣言」で交わした、核・ミサイル・拉致問題を解決した先には、日朝国交正常化が交渉が待っており、いずれ多額の経済支援が要求されることを覚悟すべきです。なお、今年は明治維新から150年目ですが、この間、朝鮮半島の地政学的な位置から、日本人と同等に処遇した併合問題、日清、日露戦争など、日本が困難に陥った背景には、常に半島を巡る対立があったことを思い出す必要がありそうです。

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13、明治150年」カテゴリの記事

コメント

  明治150年と言えば、かの征韓論を唱えたのも他ならぬ今大河ドラマでやっている人物であるが、それはさておき、今回の米朝首脳会談でアメリカ側は手玉も何も、会談をやろうと中止しようと、また会談してそれが決裂しようとしまいと、何ら損するものはないわけであり、凶惨党などは今回の会談で戦争が回避できるなどと能天気に喜んでいるものの、決裂となれば「首脳会談という最大の外交努力を以ってしてもダメだった」ということで、この上ない開戦の口実となるところで、そろそろ一方の北朝鮮側はここへ来て中朝首脳会談はおろか、再度南北首脳会談を行うなどし、その度に米朝会談にやれ習近平が同席するだの、文在寅が同席するだのといった情報が流れてくるが、こうした何振り構わぬ訪中や南北首脳会談を「安売り」する状況から鑑みるに、どうもこの「三代目」は、米朝会談を前にして、「一体何をすれば良いのかわからない」というのが真相なのではないのか?だから自分の就職面接試験に親や友達に同席してくれみたいなことを抜かすのではないか?これでは「貸し家と 唐様で書く 三代目」であり、このような若将軍のせいで自国が戦場になる韓国としてはたまったものではない(だからこの国は会談成功に必死)ことにも言及頂きたいかと…。

投稿: | 2018年6月 3日 (日) 17時00分

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