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2017年8月15日 (火)

グアム攻撃のミサイル迎撃は可能か

 北朝鮮のグアムに向けたミサイル「火星12号」4発は、島根、広島、2017815_image1高知、愛媛の上空を通過することになり、これを日本は迎撃は出来るのかと議論されています。これに小野寺防衛相は「日本の安全保障にとって米側の抑止力、打撃力が欠如するということは、日本の存立の危機にあたる可能性がないとも言えない」、「わが国に対する存立危機事態になって(武力行使の)新3要件に合致することになれば、対応できる」と答えています。
  この存立の危機にあたる事態とは、集団的自衛権を使う際の前提条件であり、憲法9条で認められる自衛権の行使、いわゆる自衛権発動として重要な要件です。
⒈密接な関係にある他国への武力攻撃が発生し、日本の存立が脅かされ国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある(存立危機事態)
⒉我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がない
必要最小限度の実力行使にとどまる--------の3点で・・・・
 今回の例では、北朝鮮のミサイル攻撃によりグアムの基地が破壊され米軍の日本や近隣諸国の防衛能力が低下することで、その結果、日本の存立が脅かされ、国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があると認定されれば存立危機事態に陥ったとされるはずです。よって、4発程度がグアム近海へ着弾した程度では日本が迎撃することはないと見られます。しかしながら、10発、20発と飽和攻撃で連続発射されたり、基地や船舶に実害が発生した場合は、米軍も自衛隊も常識的に対応するはずです。とにかく日本は、泥縄式と批判されようと北朝鮮の核開発とミサイルには国民の生命・財産、領土・領海・領空を守り抜くため、正しく恐れて的確に対応することであり、迎撃ミサイルサード(THAAD)の早期導入などの防衛態勢の整備、防衛関連法規の整備、核シェルターの整備、難民対策などは喫緊の課題のはずです。特に、危機管理の基本は悲観的に準備して、最悪に備えよ、或いは人事を尽くして天命を待つであり、最悪の結果に備えて物心両面の準備をすべきで、後で「ああしておけば良かった」などと後悔すべきでありません。
 「平和を望むなら、戦いに備えよ」(ローマ帝国の軍事学者ウェゲティウス)

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コメント

今回のグアムへのミサイル発射で手っ取り早いのは日本上空で迎撃してしまうことであり、今回は「人工衛星」ではなくちゃんとした「兵器」を発射すると言っているのだから、当然ながらそれが日本上空通過時に万が一落下するようなことがあれば日本国土に被害が及ぶ危険があるから迎撃により無害化するとでも言えば、それを迎撃するのに何の躊躇も要らないはずであり、それとも何かい、迎撃して良いかは憲法学者に聞けとでも言うんかい?といったところで、そろそろ今週の金曜日・18日から御社近辺の立川市羽衣町において毎年恒例のねぶた祭りが行われる予定であり、そもそも何故青森のねぶた祭りが羽衣町で行われるのかと言えば、他ならぬ羽衣町には青森県出身者が多いからと言われており、本場青森にも負けぬねぶたが町内を練り歩くので是非とも観覧に行って欲しいことにも言及頂きたいかと…。

投稿: | 2017年8月15日 (火) 22時45分

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