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2017年7月25日 (火)

ドイツ人は「独」の漢字に違和感?

 日本に10年も住んでいるドイツ人の知り合いがおりますが、先日、ドイツを漢字で「」と書くのは差別的で違和感があると言われました。Image1そこで、日本人からドイツを見ると、ヨーロッパの中でも抜きん出た経済力やEUのリーダー国として、独創的で独立心が強く、独力、独断でも生き抜ける強い国力を持つ「独立独歩の国」に見えると申し上げましたが、納得されたでしょうか・・・・
 この国名を漢字にする当て字の元祖は中国のようですが、最近では中国が先に当てた字と日本が独自で当てた字と混在しているとされます。ところが、最近の中国語では、「アメリカ=美国」、「ドイツ=徳国」、「フランス=法国」、「ロシア=俄国」などだそうですから、一本取られた感じです。
 また、鎖国時代の文政6年(1823年)頃に、ドイツのヴュルツブルク出身の「オランダ軍の軍医」フォン・シーボルトは、オランダ人と偽って日本に入国しました。ドイツ人にはオランダ語はドイツの方言の一つとされ、日本人を誤魔化せると思ったのでしょう。しかし、日本人の通詞(通訳)には怪しいと映り、「どこのどいつだ?」と聞くと、シーボルトは「山オランダ人だ。だから訛ってんだ。」と答えて無事入国したそうです。
 つまり、オランダの正規の国名は「Nederland(ネーデルラント)=「低地地方」という意味で、ドイツ側を山オランダ人と説明して誤魔化したとされます。現在、日本人がオランダと言う場所は、ホラント(Holland)というオランダの一地方で、やはり当時の通詞(通訳)が聞き違えたまま定着し、現代も使用しているそうですが、一旦定着すると、これらを修正・補正するには時間がかかりそうです。
 尚、7月26日は、スペインとの八十年戦争の結果、1581年にネーデルラント(オランダ)がプロテスタント教徒国として独立した日であり、植民地野心のない国と認められ、1641年からは長崎に築造された「出島」で唯一交易を行う国となりました。

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コメント

スペイン、ポルトガル、フランスなどのラテン系国家では「H」を発音しないことが多く、ホラントはオラント、ヘルメスはエルメスとなり、来日した彼らが「『アラジュク(原宿)』ワドコデスカ?」などと交番に聞いてくるとどこの地名だと警官が困惑するそうだが、一方で「井上」という名前の人がフランスへ行ったりすると、何故か「犬」呼ばわりされてしまうところで、そろそろ「獨」と言えば「獨協大学」の獨もドイツの意味であり、最寄駅の東武線松原団地駅も獨協大学前と改称され、通学する学生は毎日見ているはずだが、何故か、同じ旧字体でも「慶應の学生は『應』の字を書けるが、獨協の学生は『獨』の字を書けない」と言われていることにも言及頂きたいかと…(ちなみに慶應の塾是は「獨立自尊」であり、獨の字も書ける)。

投稿: | 2017年7月25日 (火) 12時22分

大日建設(株)杉山
 そのドイツ人の方も慶應大学卒で、「獨立自尊」も「獨協」の文字も知っていて驚きました。皆さんの知的レベル、教養が零れ落ちていますね。

投稿: 大日建設(株)杉山 | 2017年7月25日 (火) 19時38分

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