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2017年6月 6日 (火)

村田は試合に負けて勝負に勝った

 「試合に負けて勝負に勝った」とは、 単純な勝ち負けでは負け201766image12とされても、戦いのあと、お互いの心理的な面や世間からの評価など、大局的な視点から見れば勝利したと言える状況を言うはずです。
 5月20日、有明コロシアムで世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王座決定戦で、同級2位の村田諒太(帝拳)と同級1位のアッサン・エンダム(仏)の試合は、1―2の判定で村田は敗れましたが、WBAのメンドサ会長は「判定は誤り」との声明を発表し、村田を「負け」とした二人の審判員を処分したといいます。この試合は、正に「試合に負けて勝負に勝った」と評価されています。その証として、観客だけでなくボクシング関係者に与えた影響は計り知れないとされ、村田選手にはWBCWBOの会長からも、「次はうちでやってくれ」と連絡があったそうですから反響の大きさが分かります。
 以下は村田選手のコメントです。
 「やはり僕自身の中で自分自身に対する評価というのが半信半疑だったんですね。プロの世界の一流どころとやった時に、どこまで通用するんだろうという気持ちが僕の中であって、やってみたら、結構通用するところが多かったと。かつ、ああ、こういうところをもっと改善していけば、自分自身もっとよくなるんだろうなっていう気持ちがあるので、そっちの気持ちの方が強くて。」、
 「ボクシングでコントロールできるもの、レフェリーの判断、これはコントロールできないですよね。ジャッジがどういうふうな判断をするか、これもコントロールできない。観客が自分のプレーに対して喜んでくれるかどうか、全くコントロールできないですよね。何がコントロール0003581できるかっていう唯一のものって、やっぱり自分プレーなんです」、
 「むしろ負けて気づくことが非常に多くて、そこからどういうふうなアクションを起こしていくのかっての方が大事で。多分、ずっと勝ち続けてるどうとかっていうことに対する魅力よりかは、むしろ1つのことにくじけずに立ち上がるというところが、むしろ、ボクシング観なのかなっていう感じはしていて、そう思うと、試合前の自分の感性と試合後の自分の感性というのが、まさにガラッと変わった。」とコメントしています。正に“闘う哲学者”と評される所以であり、戦争に一度負けただけで自信を失った日本も見倣うべきことです。

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01、個人的に関心を持った話し」カテゴリの記事

コメント

昨晩は錦織選手の全仏オープンに月9が敗れたが、こと勝負の世界では、このボクシングの他、フィギュアスケートや体操競技など、勝敗を客観視し難いものにおいて誤審で敗れるとなると、特にプロにおいては生活もかかっており当事者にとってはたまったものではない一方で、明らかに勝敗を客観視できながら、マラソンの五輪代表選考レースなどはスポンサーの都合という「大人の事情」で何レースも戦わなければ代表が決まらず(そりゃあスポンサーにとっては自分とこの大会が五輪代表選考になってほしいものだが)、五輪出場までに選手が疲弊してしまうような状況を何とかできないのかといったところで、そろそろ勝負事といえば、いよいよ都議選が迫り、お隣りの国分寺市では市長選も行われるが、ここへ来て我らが北多摩第二選挙区にとうとう「都民ファーストの会」が候補者を擁立するとの情報が入ってきており、
https://tomin1st.jp/wp/wp-content/uploads/2017/05/東京都議会議員選挙-17次公認・推薦候補予定者-2.pdf
東大法卒の34歳弁護士とのことだが、この若手候補者の挑戦を受ける現職の自民、生活者ネットは果たしてどうなるのか?特に市議会や昨年の市長選で後者を追い出した国立市としては都議会からも追い出したいところであるものの、ただでさえ自民は旗色が悪い上に、生活者ネットは都民ファーストと連携するとか言っており(生活者ネットは豊洲移転に反対しており、だから都民ファーストは豊洲について公約に入れなかったのか?)、こちらも勝敗の行方が注目されることにも言及頂きたいかと…。

投稿: | 2017年6月 6日 (火) 12時55分

大日建設(株)杉山
 昨年、自民党候補を破って都知事に就任した小池知事が率いる「都民ファーストの会」と、都議会で最大勢力の57議席を有する自民党の真っ向対決と見られています。東京都には、東京五輪や豊洲移転問題、待機児童対策、受動喫煙対策、多摩格差解消等々の諸問題山積の中で、非常に注目を集める選挙になると思います。
東京都議会議員選挙の公示日は2017年6月23日
              投開票日は2017年7月2日
北多摩第二選挙区「国立市・国分寺市」は、定数2のところへ、現在4人の有力候補者が出馬しているようです。
■興津秀憲(60)民進党公認(元)国分寺市出身
■山内玲子(61)生活者ネットワーク公認(現)国立市在住
■高椙健一(66)自由民主党公認(現)国分寺市在住
■岡本光樹(34)都民ファーストの会公認(新)岡山県倉敷市出身
とても、現職有利などと言えない情勢と思われます。
 また、地域政党「都民ファーストの会」が、同じく地域政党「東京・生活者ネットワーク」と選挙協力することで大筋合意したと報じられていますので、今後、どのような展開があるのか・・・・

投稿: 大日建設(株)杉山 | 2017年6月 6日 (火) 20時49分

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