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2017年5月19日 (金)

自分の生誕地を観光地化した二人

 日本が国を挙げて世界遺産登録に熱心なのは、街起こし、観光地化が目的と思われ1baますが、空海や足立美術館の足立全康は一人の力で生家を一大観光地に成功したのですから凄いことです。
 郷里の静岡県出身で事業に大成功した、トヨタ自動車グループの創始者、豊田佐吉の生誕は静岡県湖西市山口113-2、また、本田技研工業(:ホンダ)の創業者・本田宗一郎の生誕は静岡県磐田郡光明村(現在の浜松市天竜区)ですが、日本全体の経済や自動車産業の発展には多大なる貢献をされたものの、ご自分の生誕の地には、それほど力を注いでいないと思われます。Image7
 このお二人に比べると、平安時代の弘法大師・空海は若くして遣唐使の留学僧として、中国(唐)に渡って真言密教を学ぶと共に、天文・地勢・土木・医薬・語学等のオールラウンドの知識・技能・文献を修得して日本に持ち帰り、全国津々浦々で「空海伝説」が語り継がれています。そして自分の生誕の地に、父の名・佐伯善通から善通寺と名づけた寺を、813年、先祖の菩提を弔うために創建された他、四国全域には「八十八ヶ所巡り(殆どが真言宗)」を広めております。
  また、島根県能義郡飯梨村字古川(現、安来市古川町)の足立美術館は、昭和45年に足立全康が71才で郷土への恩返しと島根県の文化発展の助けにと創設し、今では出雲大社巡りと共に全国から来訪者は絶えません。足立全康は明治32年(1899)2月8日生まれで、小学校卒業後、生家の農業を手伝いながら、14才で安来の港まで15kmを大八車で木炭を運搬しながら炭の小売りをするなど、様々の事業を興し、戦後は大阪で繊維問屋、不動産関係などで成功したそうです。また、興味をもっていた日本画を収集や庭造りへの関心も膨らみ、横山大観などの近代日本画、北大路魯山人や河井寛次郎の陶芸、平櫛田中の木彫、林義雄の童画等々、総数約1,500点が展示されています。写真はかつて訪問したとき撮影したものです。

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コメント

空海は仏僧としてだけでなく書家としても知られ、後世に「弘法筆を選ばず」「弘法も筆の誤り」といった俚諺を残した他、各地に温泉開湯伝説も残すマルチタレントであったが、こと、故郷を観光地化したとの功績で特筆すべきはやはり唐から持ち帰ったとされる「混飩」であり、これが故郷讃岐にもたらされて「讃岐うどん」となり、地元香川では明治期には軍隊の兵士が休日によく食するようになり、当時善通寺の部隊に赴任していた乃木希典がこれを見て部隊食として採り入れ、除隊した兵士により全国に広まっていったという説がある一方で、やはり地元香川のタウン情報誌編集長であった田尾和俊による「ゲリラうどん通ごっこ軍団」企画とそれを書籍化した『恐るべきさぬきうどん』の影響が大きく、映画化までされ、「釜玉うどん」や「半熟玉子の天ぷら」などが全国に広まるようになり、国立駅南口にもある「はなまるうどん」や、本来丸亀市とは無関係の「丸亀製麺」(国立近辺では芋窪街道に立川店あり)などセルフうどん店が全国展開されるようになり、一方、今や足立全康よりも故郷島根県を観光地化しつつある人物と言えばやはり某女性シンガー・ソングライターの存在があり、
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170519-00000011-nkgendai-ent
お家騒動で経営の傾いた出雲市の旅館のオーナーとなり、経営を再建しているところで、そろそろ我らが故郷としたい国立市に「セクハラ議員」という有難くないイメージを与えてしまった石塚市議辞職の一件について、根底にあるのはやはり「女性は結婚して当たり前。独身など言語道断」「結婚したら子供を産んで当たり前」という一昔前の発想であり、問題視されている発言や行動もそれらで説明できると思われるが、そういった思想が今や受け入れられないことは、リクルート社のCMの「結婚しなくても幸せになれる時代」というフレーズが賞賛された一方で、
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170508-00000002-withnews-sci
フジテレビの「祝 脱・独身」が非難を浴びたことに表れており、
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170428-00000002-jct-ent
では百歩譲って、「結婚が当たり前」というのなら結婚生活を維持できるだけの収入を得られるようもっと若者に金が回るような施策をするべきであり、「子供を産んで当たり前」というのであればもっと保育所を増やし保育士の処遇も改善すべきであり、いずれも選挙対策で老人政策の方を優先したいのが本音の政治家には相容れないことにも言及頂きたいかと…。

投稿: | 2017年5月19日 (金) 12時55分

 大日建設(株)杉山
 「共産主義革命」の一番の邪魔は、日本人の強い「家族主義」「民族主義」「国家主義」観と言われ、これを破壊しない限り革命は成就できないと言われたものです。
 最近では、「家族思想信仰」や「家族教」など間違いだと、家族や民族の絆を軽視した風潮があるようで、共産主義者の術中にはまったような流れです。
 これでは、今後、益々の核家族化が進み、人口は減少し、血縁社会の崩壊、地縁社会の崩壊が進むはずで、少子化・無縁仏・空き家の一層の増加は必至で、結局、国の崩壊につながることでしょう。このような風潮と皇族の著しい減少も無縁ではないはずです。

投稿: 大日建設(株)杉山 | 2017年5月19日 (金) 22時09分

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