« 「負け続けた男、新幹線をつくる」 | トップページ | 小池知事は「アコギなまねをする」 »

2017年5月11日 (木)

戦略のミスは戦術では挽回できない

 フジテレビのことは、仕事で日枝会長の自宅前を幾度も通りがかった2017511_image_2ことや、最近、同局のデレクターから連絡を受けた程度ですが、いろいろ心配しております。昨日、日枝会長は代表権のない取締役相談役に、亀山社長はBSフジの社長に退くと報じられました。かつて、ヒットを連発した黄金期もありましたが、近年は視聴率不振から斜陽著しいそうです。個人的には、「新報道2001」やBSフジの「プライムニュース」は良く視聴しますし、また「藤枝梅安」「鬼平犯科帳」「剣客商売」などの時代劇も良く観ていた記憶があります。
 経営実態など知るはずもありませんが、社運を賭けた番組や韓国色の失敗など色々とありそうです。ただ「戦略のミスは戦術では挽回できない」と言いつつも、クラウゼヴィッツは「戦争論」で「最高の戦略とは非常に強い戦力を常に維持すること」と述べています。これを企業に例えるなら、豊富な資金・質の高い人材などに裏打ちされた経営でしょう。フジに之が無いなどと思いませんが、他局と比較して何かが不足していたはずです。ただ小部隊が優位に立つ戦術に、「奇襲」「地の利」「多方面からの攻撃」があるとされ、源義経は、地の利を利用して背後に回り、「京都の戦い」「一ノ谷の戦い」「屋島の戦い」などで連戦連勝しています。この戦法は、戦国時代、明治維新、日清・日露・大東亜戦争等でも採用されましたが、成功したり失敗したりです。また優位に立つには「要塞化」「国民の支援」「精神力」も大切とされますので、経営の見直し、社員の奮起、何より国民から支持される番組作りが大切と思います。それに、過去の成功体験を忘れ、目指すべき戦略を見極める必要も大切です。「驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」と言われ、栄華を極めた平家の天下も長くは続かなかったことは世の習いです。
■直言極言】テレビは終わった?フジテレビ役員の退任[桜H29/5/12]  https://youtu.be/cyjcxIkxXns

|

« 「負け続けた男、新幹線をつくる」 | トップページ | 小池知事は「アコギなまねをする」 »

01、個人的に関心を持った話し」カテゴリの記事

コメント

クラウゼウィッツの語る「戦略」で重要な点は「常に維持」という点であり、すなわち短期的には薄利であっても長期的に利益をもたらし続けられるか?であって、その点で日枝会長や亀山社長の「全盛期」ならぬ「前世紀」の手法が2010年代に通用するかと言えば答えは自明であり、例えば亀山社長肝いりのいわゆる若者向け「トレンディドラマ」をずっと作り続けたいというのであれば、そういった若者層の在宅率が高い時間帯を常に把握し、放映曜日や時間帯を柔軟に変えるといった「戦略」が必要なのに、「月9」が「伝統」なのだからと、金かけりゃ数字を取れるだろうと巨費を投じて演技が下手でもジ◯ニタレを主演に当て、それとは不釣り合いな主役級俳優を脇役に据えるといった「戦術」を取ったとしても徒労に終わるだけであり、制作費がはるかに安い上にストーリーも現実離れしながら、10時以降の在宅率の高い時間帯に放映し、手堅く2桁視聴率を稼いだ『東京タラレバ娘』や、1桁視聴率ながらも月9よりは高く話題性も大きい「あなそれ」などは「戦略」的にも月9より1枚も2枚も上手であるところで、そろそろでは月9全盛期のバブル期に旺盛な視聴者層だったかつての若年層は今何処と言えば、今や40〜50歳代で、バブル期に大量採用されたもののポスト不足で地位も給料も士気も上がらない状態であり、そうした中で数年前に高視聴率を叩き出したドラマ『半沢直樹』の原作本は、池井戸潤の『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』であったことにも言及頂きたいかと…。

投稿: | 2017年5月11日 (木) 13時00分

 大日建設(株)杉山
 数年前、広告会社「電通」の仕掛けに乗じた「フジテレビ」は韓流色を露骨に出した番組を多く配信したことから、「反フジテレビデモ」を惹起させていました。当時、慰安婦問題や竹島問題などの冷や水を浴びせられ、あっという間に韓流ブームも去り、フジテレビの経営も分水嶺となったと見られています。フジテレビは韓国のテレビ局と業務提携しているそうで、本社には韓国テレビ局の日本支部があるとも聞きます。このような経営実態をネットユーザーから暴露され世間に拡散されて、これが「フジテレビ」への世論の反発、視聴率の暴落、そして赤字経営に転落と、絵に描いたような凋落ぶりを示したと見るべきと思います。
 日本のテレビ局が全般に、中国・韓国寄り、時にはアメリカ寄りの報道が指摘されますが、せめて「日本寄り」のテレビが一局でもあったらと思っています。「フジテレビ」も大きな戦略転換を示して欲しいものです。国民を騙し続け、間違った方向に扇動した罰には倒産が待っているだけです。

投稿: 大日建設(株)杉山 | 2017年5月11日 (木) 21時08分

杉山社長が韓流云々でフジテレビを論ずるならば必ず言及しなければならないのが、その時フジ側が発したとされる「嫌なら視るな」の言であり、真偽の程は不明だが、これがフジの視聴者に対する態度として独り歩きしており、アナ雪の余計なエンディングや菊川怜結婚時の「祝 脱・独身」などが視聴者を顧慮しない同局の態度として解釈されているところで、そろそろむしろ今や視聴者の(顕在だけでなく潜在も)ニーズに即応して貪欲に視聴率を取りに行っているのが他ならぬ営利企業ではない「NHK」であり、民放で実績のあった宮藤官九郎、遊川和彦、福田靖、中園ミホといった脚本家を次々と呼び寄せ朝ドラや大河に起用した他、タニタの社食を発掘したのもNHKのバラエティ番組であり、民放各局の朝のワイドショーなどは完全に「あさイチ」にやられており、さらにかつてフジから「楽しくなければテレビじゃない、教育テレビはテレビじゃない」などと揶揄されたとも言われる現「Eテレ」が、身障者向けのバラエティ番組を作って、某民放局の24時間チャリティ番組に「挑戦状」を叩きつけるなどしていることにも言及頂きたいかと…。

投稿: | 2017年5月11日 (木) 23時10分

大日建設(株)杉山
 地デジ化によって、日本テレビが4、テレビ朝日が5、TBSテレビが6、テレビ東京が7、フジテレビが番組表やリモコンの端の8を割り当てられたことは関係ないでしょうか。未だに慣れないのか「フジテレビが8」と記憶が直結していないときがあります。この指摘は単純過ぎると思われそうですが、テレビ番組表でも隅に追いやられ、注目度が下がったことと関連していると思われます。「嫌なら見るな」発言や最近のテレビ放れの傾向、番組の内容や放送時間帯の分析も大切でしょうが、テレビ時代で育った世代にはあまり関係ないように思えます。
「フジテレビ一人負け」の要因は意外と単純なところにありそうです。

投稿: 大日建設(株)杉山 | 2017年5月12日 (金) 10時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2101431/70529939

この記事へのトラックバック一覧です: 戦略のミスは戦術では挽回できない:

« 「負け続けた男、新幹線をつくる」 | トップページ | 小池知事は「アコギなまねをする」 »