« 刷り込まれた印象は消えない | トップページ | いつまでも豊洲の不安を煽るな! »

2017年3月19日 (日)

器量の違いが垣間見せたこと

 「器量」とは、女性には外見や気立ての良し悪しの狭い範囲を指すよう2017319_2ですが、男には能力・人徳・度量などに対して、世間からの厳しい評価を指すように思えます。天下を制した信長・秀吉・家康らをはじめ、近年の創業者で成功された豊田佐吉、松下幸之助、井深大、本田宗一郎らにも、凡人には無い器量を合わせ持っていたのでしょう。
 最近では、石原慎太郎は著書『天才』で田中角栄を描いたことを問われ、「角栄さんは才覚も器もひときわ大きい」と賞賛されました。また、先日亡くなられた渡瀬恒彦さんは「徹子の部屋」の若かりし頃の再放送で、兄・渡哲也と比較されて「器の違いはどうしようもない」と語りつつ自分を知って努力されたのでしょう。実際は「事件」、「皇帝のいない八月」、「赤穂城断絶」、「おしん」など数々の映画やドラマで兄以上に評価されました。稀勢の里にも、かつて横綱の器量が無いと酷評されながらも、横綱に昇進した今場所は7連勝と幸先よく「横綱の器量が備わって来た」、「地位は人を作る」などと称賛する声が上がっています。
 そして、稲田朋美防衛相には失態・失言・虚偽答弁の数々と、その対応ぶりからリーダーとしての「器量があるのか」と疑問を持ってしまいます。靖国参拝や全国戦没者追悼式の欠席、森友学園の顧問弁護士をめぐる答弁、南スーダン派遣のPKO部隊の「日誌が廃棄されて無い」等々の答弁で狼狽し頼りない印象を国民に垣間見たことは、一国のリーダーの資質としての統率力・説得力、問題発見と解決能力が大きく欠損していると判断せざるをえません。
 連合艦隊司令官・東郷平八郎は、旗艦三笠の艦橋において、ロシア艦隊からの激しい砲弾が付近に飛び込んでくるのに微動だにせず陣頭指揮し、ようやく戦いが終わって、東郷が最上艦橋を離れると立っていた足あとだけがくっきりと飛沫に濡れずに残っていたという逸話を思い出しています。Photo

|

« 刷り込まれた印象は消えない | トップページ | いつまでも豊洲の不安を煽るな! »

01、個人的に関心を持った話し」カテゴリの記事

コメント

「器」というものは、自分と異なる、あるいは対立する意見をどれだけ受け入れられるかの「寛容さ」の指標であり、政治家や経営者など、異なる民族や価値観を持った人達を束ねて上に立つ者に要求される資質であり、こうした資質を持っていても最初はなかなか周囲が理解しないことが「大器晩成」の諺が示しているが、件の東郷平八郎も、ビーフシチューを作れと命じたにもかかわらず、デミグラスソースを知らない部下が作ってきた醤油と砂糖で味付けした得体の知れない料理を受け入れなかったら、今日の「肉じゃが」は存在しなかったところで、そろそろ貴ブログの冒頭文に、自説と異なる意見がある旨や、昨日までは東京裁判云々の文言が掲げられていたが、ブログとして自説を世に問う以上、異論が生じるのは当たり前であり、池田信夫氏のように建設的な反論であれば歓迎して受け容れるのが賢明と思われるが、せめてこうした「注意書き」は「プロフ」に載せるか、「本ブログをご覧いただく方へ」という記事を起こしてそちらに記載される方が、貴ブログの愛読者に対してスマートな印象を与えると思われることにも言及頂きたいかと…。

投稿: | 2017年3月19日 (日) 15時30分

大日建設(株)杉山
 コメント有難うございます。
 確かに昨日一日だけ、東京裁判史観を批判する文言を冒頭に二行だけ掲示しましたが、バランスが悪いことと、これを掲げたままだと、今後もこれを主体にした内容を継続することになると思い簡略にしています。
そこで今回は「アジアを解放した日本に感謝する」
http://dainichi-k.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-45c2.html
として掲載しております。

投稿: 大日建設(株)杉山 | 2017年3月19日 (日) 21時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2101431/69973087

この記事へのトラックバック一覧です: 器量の違いが垣間見せたこと:

« 刷り込まれた印象は消えない | トップページ | いつまでも豊洲の不安を煽るな! »