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2017年3月28日 (火)

愚民による愚民のための政治

 D・カーネギー著「人を動かす」で、そのコツは「相手が関心を持っているこImage4とを話題にすることが鉄則」と説いていますが、ある意味、至言と思っています。
  友人に親子で介護の現場で働く家族がいますが、そこには月一回、勉強会が行われ、地元の野党議員や福祉関係者が講師で来るそうです。主なテーマは「福祉政策の問題点と今後の課題」、「介護職員の福利厚生の充実」などの話し一辺倒だそうです。これは当然で、福祉施設で「軍事費倍増」や「消費税引き上げ」などと語っても聞いてくれないのは当然です。逆に「非武装中立で軍事費ゼロを目指す」、「消費税は撤廃し、公務員の人員と給与を削減して、福祉職員の福利を充実を目指す」などと語れば、拍手喝采も当然のことです。
  議会制民主主義下の国民は、失礼ながら、寝たきりや障害のある方も、現役バリバリの方も、現役を引退して毎日がテレビ桟敷の方も、先見性や良識があって優秀だから100票位上げたいような方も一票は一票です。よって、誰に焦点を当てれば当選するかで、政治を左右することになります。また、誰に焦点を当てれば、視聴率や購読者を伸ばせるかを常に意識している人もいて、その価値観はほぼ同じとされます。
 かつて、民主党は福祉政策オンパレードのマニフェストを掲げて、国民の関心を買って政権交代しましたが、その殆どを実現することは出来ず、早々と国民に見離されました。つまり、国民に耳障りの良い政策やテーマ、スキャンダルを見付けて集中報道すれば、見る人も煽られてハッキリと視聴率に表れてスポンサーを喜ばせます。そして、知らず知らずのうちに国民は愚民に劣化して、その愚民と考えが似た候補者が選ばれることで、見事に「衆愚政治」に陥った昨今の日本です。なお、タイトルはリンカーンの「人民の、人民による、人民のための政治」を倣っています。

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コメント

愚民による衆愚政治を憂いるのであれば、では「賢民による衆賢(?)政治」が理想なのかということになり、そうなると有権者には全員東大や早慶の入試問題を解けるような学力が要求され、また中小零細企業が提供する商品やサービスはたとえ格安でも危ないからと賢く察知して大手企業のそれらばかり購入するから、日本の大多数を占める中小零細企業は軒並み倒産し、消費が落ち込み経済は停滞するというシナリオが考えられるが、現実は「慶應の学生は自分の大学名を旧字体でも難なく書けるが、獨◯の学生は自分の大学名すら満足に書けない(そこの教授談とのことだが真偽不明)」という状態であり、また「てるみくらぶ」みたいなところに「騙される」人がいてくれるからこそ低所得者層の個人消費が喚起され、経済が回るのであって、ある意味こういった業者は事実上「必要悪」とされていると言われているところで、そろそろ愚民云々を言ってもっと賢明にならねばならないと説くのであれば、この「てるみくらぶ」の事例などは好例であり、新聞に現金決済のみの商品広告を打って手っ取り早く現金をかき集めておいて倒産となれば計画倒産を疑われても仕方のないものであり、そもそも100億円以上も負債があれば経営者はもっと前から財務状況の悪化を把握していたはずであり、こういったことは旅行業界だけの話ではなく、御社を含む建設業界でも、どこの業界でもあり得る話であることにも言及頂きたいかと…。

投稿: | 2017年3月28日 (火) 13時00分

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