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2016年12月28日 (水)

青山さん「鈴木宗男氏に言い過ぎ!」

 北海道の鈴木宗男氏には、北方領土を動かそうと土俵に上がった実000ult績を評価すべきであり、その点、青山繁晴氏は交渉を「見ていた人、批判だけの人」でしょうから、あまり偉そうにしてはだめです。
 今回の日露首脳会談後に、「みのもんたのよるバズ!」という番組で、鈴木氏と青山氏が、北方四島問題に切り込む発言の中で、青山氏が「ロシア側の言い分を伝えているだけ・・・おまえは何様だ!」などと鈴木氏にガチ切れした場面がありましたが、これは何でも「言い過ぎ」で醜いと思えました。
 これまで、青山氏も保守系論壇として評価はしていましたが興醒めしています。
 北方領土問題を思い起こせば、田中角栄首相とブレジネフ書記長の会談で初めて取り上げて以来、歴代総理がソ連(ロシア)に交渉しても、「領土問題はない、戦争で勝ち取ったものだ」と一蹴されてきました。日本が言う「日本固有の領土」論は、同盟国のアメリカには沖縄・小笠原などでは通用しましたが、ロシア敵視政策の中ではどう見ても無理なのに、鈴木氏の粘り強い交渉で前進したように見えていました。
 この発端は70年前の大戦末期、イタリアは既に降伏、ドイツの降伏も近かった1945年2月4~11日に連合国首脳00000yaruta(チャーチル・ルーズベルト・スターリン)が、クリミア半島のヤルタに集まって戦後処理の秘密会談を行い、日本やドイツを敵国とした国際連合の設置を決め、更に、チャーチルとルーズベルトは、ドイツ戦で疲弊しているからと渋るスターリンに「軍を進めた分だけ自国の領土になる」とけし掛け、ドイツが降伏したらソ連軍を三カ月以内にヨーロッパ戦線からシベリアに移動する約束をさせて、軍隊の移動費用はアメリカが出したとされます。
 そして、事実年5月8日ドイツが降伏すると、8月9日に参戦しているのです。
 つまり条約破棄も北方領土も、米国・英国が承認ずみ話であり、こ000012youshiれでは、ソ連だけ悪者扱いしては不公平と思います。つまり、先にロシアに「返せ」と言う前に、まず米国や英国に「ロシアに四島を返して下さい」と説得して欲しいとお願いするのが筋とされます。
 その辺りの事情を知ってか知らずか無謀にも、北方領土を初めて交渉した田中角栄首相はアメリカの謀略で失脚し、更に一歩進めようとした鈴木氏もうまくハメられていましたが、安倍首相もトランプ次期大統領と相当上手くやらないと二人と同じようにされる虞があると心配しています。
 作家の司馬遼太郎は著書『ロシアについて』で
 もし、ソ連が、無償で――無償など有りえないことですが――北方四島を日本に返還するようなことがあれば、それと同じ法解釈の元で、多くの手持ちの領土を、それはわが国の固有領土だと思っている国々に対しても返還せねばならないという理屈がなりたちます。それが仮に単なる理屈であるにしても、いったんソ連領になった「領土」を、元の持主に返すようなことをソ連の首脳部が行うとすれば、おそらく国内的に彼らはその地位を失うことになるでしょう。「ともかくも、ソ連の首脳部にとって、返還など、無理難題を越えたほどのことだということを、私どもは成熟した国民として理解しておく必要があります」 と述べています。
【青山繁晴】鈴木宗男にガチギレ!おまえは何様だ!?【 みのもんたのよるバズ!】 https://youtu.be/azBFIBCqTHk

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コメント

その鈴木宗男氏の威を借りて外務省で威張っていたのが他ならぬ佐藤優氏であり、
https://twitter.com/ikedanob/status/629648194255753216
結局外務省を追われた後は、今度は池上彰人気にあやかりながら作家となるも、岩波向けに左翼原稿を書いたかと思えば、一方で創価学会をヨイショするなど、
https://twitter.com/ikedanob/status/538630583442624512
NHKで池上氏と同期だった池田信夫氏も、彼と付き合うのをやめるよう池上氏に進言しているところで、
https://twitter.com/ikedanob/status/799969332667125760
そろそろ貴ブログでは言及がないが、糸魚川大火を持ち出すまでもなくこの時期気をつけなければならないのが「火災」であり、特に国立でも昨年ブランコ通りの「そば芳」さんが大晦日の一番の掻き入れ時を前に火災が発生して営業できなくなったこともあり、今回の糸魚川大火でも出火原因は中華料理店の鍋の空焚きによるものと言われているが、火災保険に入っていたとしても支払限度額があろうから全額賠償は厳しい上に、被害者の側が入っている火災保険にしても、保険料をケチっていると全焼しても全額補償されなかったりするので(よく「柱一本残っていたせいで」というのは大抵これが原因)、火災保険の契約内容も見直すべきであるが、何より火の用心に越したことはないことにも言及頂きたいかと…。

投稿: | 2016年12月28日 (水) 12時53分

青山氏については「虎の門」でおなじみですが、
話を途中でおるものではない。
これでは、話し合いに来ても「人の質問にちゃちゃを入れておる人」と変わりはないかと。

しかも2月の「虎ノ門」にて当時の島尻さんについてそもそも「北方領土読めなくていい」的な趣旨を言ってなかったか?矛盾を感じる。

投稿: きりっ | 2016年12月31日 (土) 04時45分

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