« 豊洲の地下空間は技術者の英知か | トップページ | 余計な出費で敵国を疲弊させる策? »

2016年10月10日 (月)

築地市場の汚染は心配しないのか

 昭和29年11月公開された映画ゴジラは、水爆実験の衝撃で1959_3img_9長い眠りから覚めビキニ環礁の海底から出現した太古の怪獣という設定でしたが、構想は第五福竜丸の被爆が社会問題化していたことがヒントだそうです。
 さて、昭和29年3月1日、米国はマーシャル諸島ビキニ環礁で、広島原爆の約千倍の威力の水爆実験を実施したところ、公海上のマグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員23人が被爆。二週間後に母港の静岡県焼津港に乗組員が頭髪が抜け落ちながら帰港し、協立焼津病院(現・市立焼津病院)で受診したことを読売新聞焼津通信部の安部光恭記者が、下宿先の娘から「第五福竜丸がピカドンに遭ったらしい」と聞いたことと、3月10日発生の幼女誘拐殺人「三島事件」の取材中偶然に察知し、3月16日、読売新聞がスクープで報じ日本中を震撼させました。
 当時、4歳の小生は郷里・富士宮で生活していたのですが、その騒動は長く尾を引き幼稚園や小・中学校当時でも、頭が雨に濡れると髪が抜ける、マグロ類は放射能に汚染されているなどの風評に脅えて育ったものでした。Image3
 また、第五福竜丸から水揚げされたマグロなどを、同年3月15日築地市場へ卸したところ、強い放射性物質が検出され築地市場は大混乱したそうです。そのマグロなどは築地市場内の地中に埋められ、その地点に「原爆マグロ」の塚を建立し、放射能汚染の恐ろしさを今に伝えているそうです。なお、現在は大江戸線・築地市場駅の出入口付近の外壁に記念プレートが掲げられ、そのプレートには、
 「1954年3月1日、米国が南太平洋のビキニ環2016_image008礁で行った水爆実験で被ばくした第五福竜丸から水揚げされた魚の一部(約2トン)が同月16日築地市場に入荷しました。国と東京都の検査が行われ、放射能汚染が判明した魚(サメ、マグロ)などは消費者の手にわたる前に市場ないのこの一角に埋められ廃棄されました。・・・・・」
 マグロ塚を作る会1999年3月1日とあります。
 また、この事件を機に、杉並区の主婦や杉並区公民館館長らが「汚染マグロが日本人の食卓を脅かす」と呼びかけた署名活動が社会問題に発展して原水禁運動が誕生したのですが、同時期に「第五福竜丸」の母港近くの島田市や焼津市でも署名活動が行われ、約2千人の署名を集めていたことは余り知られていないことです。あんなに大騒ぎして築地に埋めた「原爆マグロ」のことは無視して、豊洲の環境基準以下の汚染を大問題にしていますが、築地市場の不衛生な環境も同時に知るべきです。
Image1_2

築地市場が想像を絶するほど不衛生な件  
 花田紀凱「月刊HANADA」編集長|「週刊誌欠席裁判」
 https://youtu.be/-S6VnBDdIPM 

|

« 豊洲の地下空間は技術者の英知か | トップページ | 余計な出費で敵国を疲弊させる策? »

11、東京都知事に注目」カテゴリの記事

コメント

築地については国立でも作家・山口瞳氏が愛した行きつけの店・「繁寿司」の旦那さんが毎朝仕入れに行くという話だが、築地市場のクリンリネスについては屋根はボロボロ、ネズミやGが走り回り、さらに海水で床を洗うなんて科学的には何ら根拠がなく、そもそも豊洲への移転話の発端がこの築地市場のクリンリネスの酷さ故であり、にもかかわらず築地のこのクリンリネスが問題視されないのは「築地」というネームバリュー故であろうと思われ、食品を扱いながらクリンリネス不問でこんなことが許されるのはここと「ラーメン二郎」ぐらいだろうと思われるところで、そろそろそのラーメン二郎は本来クリンリネスが問題ながらもそのヴォリュームや「ニンニク入れますか?」で聞かれる独特のトッピング注文法から「ジロリアン」と呼ばれるファンも含め行列が絶えない人気店となっているが、それが故に店員の供給能力を超えた労働環境になることもあり、それ故なのか国立至近の「立川店」などは休業が続いており、「府中店」に至っては店主がワンオペ続きでとうとうダウンし、しばらく休業した後、先月24日から営業再開し、店員も2人体制になっていることにも言及頂きたいかと…。

投稿: | 2016年10月10日 (月) 10時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2101431/67868434

この記事へのトラックバック一覧です: 築地市場の汚染は心配しないのか:

« 豊洲の地下空間は技術者の英知か | トップページ | 余計な出費で敵国を疲弊させる策? »