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2016年9月23日 (金)

国民は北方領土二島返還で満足か

 70年前の終戦直後、火事場泥棒のように奪われた全ての領土返還を求め2016_9_23imageるのは当然と思いますが、武力で占領された領土を武力以外で取り返すことは出来るのか?・・・・
 外務省HP「北方領土問題に関するQ&A 」で、
 「ソ連がサン・フランシスコ平和条約への署名を拒否したため、我が国はソ連との間で平和条約交渉を別途行うこととなり、1956年(昭和31年)、日ソ両国は日ソ共同宣言を締結して、戦争状態を終了させ、外交関係を再開しました。日ソ共同宣言は、日ソ両国の立法府での承認を受けて批准された法的拘束力を有する条約です。同宣言において、両国は、正常な外交関係が回復された後、平和条約の交渉を継続することとなっており、またソ連は、平和条約の締結後に歯舞群島及び色丹島を我が国に引き渡こととなっています。」とあり、二島返還でまとまりかけた経緯を説明しています。
 しかし、当時は冷戦下で、日ソの平和条約を嫌ったアメリカのジョン・フォスター・ダレスが「二島返還でソ連と和平を結ぶなら沖縄を返還しない」と横槍が入り、以降は四島返還を主張し続けた裏事情があるそうです。また、この事情を知る鈴木宗男氏は「二島先行返還」でロシアと交渉していたのですが、これを嫌った勢力によって、国後島の日ロ友好の家「ムネオハウス」に絡んだ事件で2000年に失脚しています。
 そして今、安倍首相は更に後退した条件の、「4 島帰属を前提にせず」と言う新たな手法で交渉を進めているそうですが、これを「四島返還」或いは「二島先行返還」に固執する日本国民は納得出来るのでしょうか。しかも、ロシア側は二島返還で解決から、近年は「領土問題はない」と更に厳しい主張をしているのです。
 長年「4島返還」と言い続けた結果が、1島も帰らない現状をどう見るのか。
 不可侵条約を破り57万以上の軍人等を強制抑留した国を信用できるのか。
 之までのように、領有権を主張しつつ再びロシアが落ちぶれるのを待つのか。
 中国や北朝鮮の情勢から、ロシアと平和条約を締結することを優先するのか。
 ロシアと経済協力を深めることで、領土問題を解決する作戦は実を結ぶのか。
 それとも、「戦争以外で領土が返ってくるわけがない」という、国際社会の常識を打ち破ることが出来るのか・・・・・「二島先行返還」を主張して国賊扱いにされた鈴木宗男氏の二の舞にならないことを祈っています。
菅義偉官房長官「そのような事実全くないと断言」 北方領土交渉で4島帰属前提にしないとの報道否定

■「約束守るべきだった」旧ソ連対日参戦、正当化論調にKGB元大佐が異議

  • ■色丹島はロシアにとって「手放せる島」 閑散…「警備隊もすぐ撤退できる」
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    01、個人的に関心を持った話し」カテゴリの記事

    コメント

    本件については「二島追う者は一島も得ず」状態が続いているが、安倍内閣に新たに「ロシア経済担当相」なるポストが設けられたとおり、
    http://www.sankei.com/politics/news/160901/plt1609010011-n1.html
    まず経済分野でロシアに「貸し」を作り、返還への布石にしようという戦略のようであるものの、ハワイやグアムなどが事実上日本の「経済的植民地」と化しているのとは違い、北方四島はまさに極寒の地であり、ここで観光となると厳しいものがあり、せいぜい資源開発か、ハブ空港設置か、それともいっそタックスヘイブンにでもしてしまうかといったところで、そろそろ今年のノーベル賞が発表される時期になり、下馬評では日本人の受賞も噂されているが、
    http://www.asahi.com/articles/ASJ9P42MVJ9PULBJ009.html
    その「前哨戦」には決してならない「イグ・ノーベル賞」において今年も日本人が何でも「股のぞき」の研究で受賞したようであり、
    http://www.yomiuri.co.jp/science/20160923-OYT1T50018.html
    股のぞきといえば京都・天橋立が有名で、よく股のぞきした股の間から写真を撮っている人を見かけるが、あれは普通に写真撮って逆さまにしても同じではないかといったことにも言及頂きたいかと…。

    投稿: | 2016年9月23日 (金) 12時46分

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