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2016年9月30日 (金)

世論の追い風を味方に小池知事

 「剣豪の戦い」や「帆船の戦い」だけでなく、テニスやサッカーでも風上に立った方が優位と言われています。政治の世界でも「新自由クラブ」日本新党」「民主党2016092902100150_size0」「維新の会」などが風上に立って政治を左右したことがありましたが、今は小池都知事が風上に立って向かうところ敵無しの状況です。
 さて、築地市場の豊洲移転は11月7日予定でしたが、小池都知事は知事就任直後に安全対策などが不十分との声から延期を表明。その後、各都議団などが採取した水から、ベンゼンなどの有害物質はいずれも環境基準値以下で、世論の反応も「基準以下なら問題ない」との雰囲気が醸成されはじめていました。ところが、都は豊洲の地下水のモニタリング調査で、3か所から採取した地下水のうち2か所で環境基準を上回るベンゼンとヒ素が検出されたというから、事態は一変です。つまり、「安全対策などが不十分」とした都知事の延期判断は正しかったことが証明されたのですから、移転推進者の皆さんはぐうの音も出も出ませんし、移転反対者は逆に「それ見たことか」と思っているはずです。
  また、東京五輪予算を検証している都の調査チームは、「今のままでは開催総費用が3兆円を超える可能性がある」とし、「海の森水上競技場」、「有明アリーナ」、「五輪水泳センター」の代替地の候補として、宮城県の「長沼ボート場」、江東Image2区の「東京辰巳国際水泳場」、横浜市の「パシフィコ横浜」などを挙げていました。これに森会長は「選手村を分村でつくるのは駄目だということになっている。(輸送費など)経費も大変かかる」と指摘。組織委では会場計画を十分に検証し、競技団体の了解を得ていると強調しています。
 しかし、大会予算が最終的に3兆円を超えると言われたら誰でも驚きです。
 こんなにカネがかかっては、次に手を上げる都市は無いとも言われています。
 思い出すのは、「2020年五輪招致」運動は東日本大震災からの復興をアピールしつつ、選手村を中心に半径8km圏内に85%の競技会場を配置したコンパクトがウリのはずなのに、あの理念を完全に忘れているのではありませか。いずれにしても、豊洲移転問題も五輪予算見直しも喫緊の課題ですが、小池知事には世論の追い風を味方にして、「五輪組織委を監理団体に指定」するなどして、「五輪予算3兆円」の利権に切り込んで欲しいものです。
 ただ我々も小池知事もブームや人気、追い風など冷めるのも早いと知るべきです。
  思い起こせば、田中角栄氏、青島幸男氏、田中真紀子氏、小泉純一郎氏、東国原英夫氏、舛添要一氏らにも強い風が吹いていたのに、アッという間のことでした。
「東京五輪」はコンパクトが約束では: 大日建設の社長日記

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11、東京都知事に注目」カテゴリの記事

コメント

豊洲の件は盛り土計画変更について結局責任者が特定できないとのことだが、お役所なんだから当然稟議書があるはずで、それさえもなくてこのような高額な建物の建設にGOサインを出したかと思うと、今後の五輪施設建設も心配なものになってしまうところで、そろそろその五輪施設もボート場などは当初戸田の漕艇場を使うだの、競技団体側は埼玉県の彩湖を希望していただのと聞いたものの、五輪組織委により新施設建設となったようで、この五輪組織委こそがブラックボックスとなっており、もう既に新国立、パクリエンブレムで問題が顕在化しているにもかかわらず何の反省もないようで、都は公金を拠出しているのだからもっと関与すべきことにも言及頂きたいかと…。

投稿: | 2016年9月30日 (金) 13時29分

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