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2016年8月30日 (火)

縄文遺跡の世界遺産登録見送り残念

 2018年の世界文化遺産登録は「長崎の教会群とキリスト教関連遺産 」が0000img_map推薦候補に決まりましたが、期待していた「北海道・北東北の縄文遺跡群」は4度目の推薦見送りとなりました。
 縄文時代を代表するものとして、縄模様の土器や土偶が上げられますが、実は漆塗り容器や漆塗り弓・櫛・衣類などの漆塗り製品を注目しています。この漆器技術は天然コーティング塗料として、現代でも輪島塗りや会津漆器などが有名ですが、実は縄文時代からの日本の技術力の高さの証明と思っています。英語で日本は「JAPAN(ジャパン)」ですが、別に「漆塗り製品」の意味もあるそうですから日本を代表する工芸品だったのでしょう。勿論、世界最古級の技術ともいわれ、福井県(鳥浜貝塚)で出土した漆の枝は約 12600年前、北海道の南茅部町の垣ノ島遺跡から出土した漆の装飾品は約9000年前のものですから、諸外国の廃墟になった古代文明など比較対象ではありません。
  数年前テレビで、日本の漆塗りの伝統が廃れつつあることを危惧した英国女性のスザーン・ロスさんのことを紹介していました。スザーンさんは日本の漆文化に魅せられ、三カ月のつもりが20年以上も滞在し輪島塗りを勉強しているそうです。正に「クールジャパン」であり、外国人に評価されないと、その価値や大切さに気が付かないことの一つです。よって、「三内丸山遺跡」などを遺産登録で観光地として強化したい気持ちは分りますが、縄文時代約一万八千年もの期間で育んだとされる自然崇拝や祖霊信仰、漆塗りなどの日本人の原点とされる生活様式全般を前面に出してアピールしては如何でしょうか。なお、国立市内の縄文遺跡として「谷保東方遺跡」が知られていますが、現在は史跡公園として保存されています。
イギリス人輪島塗作家スザーン・ロス
   https://youtu.be/nRZW6v588do

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コメント

世界遺産については今年上野の国立西洋美術館が選定されたばかりだが、さすがに世界遺産委員の面々も長崎の教会群の価値はわかっても縄文式土器にドキッとすることはなく、それでなくとも日本の世界遺産推薦は「オラが村にも世界遺産」といった事実上、観光・地域興し目的に堕してしまっており、むしろ漆器についてはその技を無形遺産の方に推薦した方がいいのではないかといったところで、そろそろむしろこちらの方が訪日外国人に人気がある築地市場について、今朝の報道では小池都知事が移転延期の方針を固めた模様だが、延期はするがさりとて老朽化した築地市場をいつまでも使い続けるわけにはゆかず、それこそ世界遺産にすべきではないか(ただし、取り壊して環状2号線が通る模様だが)といったことにも言及頂きたいかと…。

投稿: | 2016年8月30日 (火) 12時38分

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