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2016年4月23日 (土)

蛇に噛まれたものは縄を恐れる

 富士山の絵を多く描いた横山大観は、「古い本に富士を『心神』とよんでいる。」と紹介したそうですが、その「00003c8心神」の別名を持つステルス性能を備えた国産初の先進技術実証機「X―2」の初飛行が4月22日行われました。この「X―2」の開発で仮想敵国などから誤解されて、過大評価されたり、ときに過小評価されていると言われています。
■この戦闘機は「ATD-X」(先進技術実証機)であり、用途はRCS(レーダー反射面積)の測定試験や高機動飛行の測定試験であること。
■X-2は日本が「F-2戦闘機」の後継となる「F-3(仮称)」を開発するために必要な実験の一部を担っていること。
■X-2は技術検証機であり、この型が原型機ではないということ。
 つまり、単なる技術検証機(実験機)であって、この実験機と既に実戦配備している中国のステルス戦闘機「殲(せん)31」や米国のステルス戦闘機「F-35」とサイズや性能を比較すること自体が可笑しなことなのです。このたびの、国産戦闘機の開発を目指す第一歩として注目或いは警戒されているのでしょうが、日本が本気で戦闘機開発に乗り出すことは、イコール世界トップの傑作機を製造するであろうとの期待と脅威なのでしょう。
 まるで「蛇に噛まれたものは縄をも恐れる」の例えがピッタリです。
   航空機は、その国のあらゆる工業技術力の結晶と言われ、1940年三菱重工業が開発した 「ゼロ戦(零式艦上戦闘機)」は、当時の日本が極限の中で生み出した最高傑作とされ「翼強ければ国強し」と讃えられました。そして今、再び三菱重工業は平成のゼロ戦と呼ばれるような高性能の次世代国産戦闘機を造るであろう期待されています。
 しかし、この開発を邪魔するのは、米国であり国内の左傾勢力と見られます。
 米国にとっては、現在最強とされる戦闘機F-22ラプター(­Raptor)を凌いで欲しくないであろうし、国内の左傾勢力は、「莫大な国家予算を使うとは、防衛の枠を超えている」、「これほどの性能は必要ない」、「中国など隣国を刺激する」などと御託を並べて反対するはずです。だが、日本にとっては、いつまでも米国の言いなりに、高額かつ一段低い性能の戦闘機を買わされる続けることの屈辱から脱する機会になり、更に、武器輸出禁止の000contents_01原則が緩和されつつある現在、米国はもちろん価値観を共有する諸外国との武器装備品の共同開発にもつながるはずです。
 なお、1970年に三菱重工業から独立した三菱自動車が、幾度も三菱の家紋に泥を塗っていますが、元・親会社の三菱重工業としては、スリーダイヤのイメージアップのためにも頑張りどころでしょう。

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コメント

三菱は戦闘機のみならず民間機の開発も行っており、MRJは同じく国産の名機YS-11の後継として注目されているものの、東京-札幌線、東京-福岡線といった世界第1位、2位を誇る大幹線の需要を賄うには至らず、そこを世界の航空機メーカーが虎視眈々と狙っており、A380などはANAがハワイ線に導入するとはいうものの、製造元のエアバス社は新千歳へのテストフライトを強く要求したとか聞いているところで、そろそろ熊本の被災地でミヤネ屋のレポーターが炊き出しの模様を中継する際に、炊き出しに並んでいた子どもを雨中に追い払ったのが「子どもの方が自発的に退いた」とかほざいているが、あれは明らかに追い払ってるだろといった点にも言及頂きたいかと…。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160422-00000084-it_nlab-sci

投稿: | 2016年4月23日 (土) 21時43分

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