« これでは覚醒剤はまるで国民薬? | トップページ | 議員は「出たい人より出したい人」 »

2016年2月17日 (水)

Sアミーユ川崎 連続転落殺人事件

  果たして自供だけで有罪に持って行けるのか、自白には、犯人しか知り得ない秘密の暴露は含んでいるのだろうか・・・・・・・・転落して死亡した被害者は、いずれも「変死」扱いで司法解剖されていないこともImg_5931気がかりです。
 憲法38条2項には、「何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、有罪とされ、又は刑罰を科せられない。」とあり、刑事訴訟法319条2項には、「被告人は、公判廷における自白であると否とを問わず、その自白が自己に不利益な唯一の証拠である場合には、有罪とされない。」と規定しています。つまり、本人がいくら「殺した。殺した。」などと自供しても、簡単には有罪に出来ない根拠です。
 さて、川崎市幸区の老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で、2か月間の間に高齢者男女3人がベランダから転落した事件で、同老人ホームの元職員・今井隼人容疑者(23)が2月15日神奈川県警に逮捕されましたが、今頃になって、やっと警察が捜査しはじめたなどと、疑問の声が上がっています。
 密室殺人捜査の難しさを理解しない方々なのでしょう。
 今井容疑者は、「手のかかる人だった」、「人目につかない時間帯を選んだ」、「ベランダまで誘導し、抱きかかえて投げ落とした」などと供述しているようですが、きっと裁判になれば人権派弁護士の入り知恵で、「自供を強要された」「苦痛な取り調べから、仕方なくしゃべった」などと覆すはずです。それに、この程度では殺人の動機ではないはずです。もっと厳しい決定的な動機があったはずです。
  施設内の密室殺人の例として結果的に無罪となった、1974年、兵庫県西宮市の精神薄弱児の収容施設、「甲山学園」内で二人の園児の死亡事件に端を発したいわゆる「甲山事件 」を思い出しています。似た展開が予測されるからです。
 「秘密の暴露」とは、一般的に犯罪行為に関連し、「捜査員があらかじめ知ることができず、被疑者の自白によって明らかになり、かつ、その後の裏付け捜査の結果、それが客観的事実であることが確認されたもの」を言うそうです。
 よって、当然ですがマスコミや外部に知らせることは絶対に有りえないはずです。

|

« これでは覚醒剤はまるで国民薬? | トップページ | 議員は「出たい人より出したい人」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2101431/63995185

この記事へのトラックバック一覧です: Sアミーユ川崎 連続転落殺人事件:

« これでは覚醒剤はまるで国民薬? | トップページ | 議員は「出たい人より出したい人」 »