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2016年1月16日 (土)

軽井沢のスキーツアーバス事故に想う

 日本社会は、このような惨劇を幾度も繰り返して来ましたが中々改善できま2016116image2_2せん。
 激安や格安の裏には、長時間の深夜勤務など安全を無視した過酷な労働が伴うことが一般的で、このような惨事は今後も繰り返すことでしょう。今、「賢者が格言をつくり、愚者はそれをくりかえす」(パルマー)と言う格言を思い出しています。
 2016年1月15日午前1時55分ごろ、長野県軽井沢町国道18号線碓氷バイパスの緩やかな下り坂を走行中のスキーツアー客を乗せていたバスがガードレールを乗り越え転落し、14人が死亡、27名が重軽傷の事故が発生。ツアー企画は渋谷区の「キースツアー社」。バス会社は羽村市のバス会社「イーエスピー」。このバス会社の社員の土屋広運転手(65)と社員の勝原恵造運転手(57)が乗務し、14日午後8時ごろ乗客を乗せるため羽村から原宿に向けて出発、そして午後11時に原宿で乗客39人を乗せて長野方面に向かって出発しましたが、事故当時は土屋運転手が運転していたそうです。
 運送会社やバス、タクシー会社など、車両を多く保有する事業所では、
運転者の管理
車両の管理
運行の管理 が常に付きまとうそうです。
 そして「車両管理」は日常の士業点検や車検時などの徹底した整備点検で万全を図り、「運行管理」としては、配車・行先・経路・走行距離などの把握によってミスを最小限に出来ても、一番難しいのが「運転者の管理」と言われています。
 運転者は生身の人間であり、最も管理が難しく間違いを起こしやすい動物と言われています。これを「ヒューマンエラー(人間の過誤)」とも言われ、人事管理上重要とされます。かつて某会社の責任者とお話しした際に、「私の会社でも事故はゼロにはできない。これまで幾度も対策を重ね安全のレベルアップを図って来たが、現場でそれを守ってくれなかったら何にもならない。だからと言って諦めてはいけない」という言葉が頭に残っています。
 どこの会社や組織でも似たような問題があるのでしょう。
 何も、「キースツアー社」や「イーエスピー」、或いは土屋運転手や勝原運転手だけの問題ではなく、このような便利さや格安を余儀なくされ、それを仕方なしと受け入れる日本社会に問題が隠されているはずです。
 「格安と安全は両立しない」、「安かろう悪かろう」は常識のはずです。
 それでも今回のような事故があると、表向きは当面注意はすることでしょうが、直ぐに忘れて「賢者が格言をつくっても、愚者はそれをくりかえす」のか・・・・・
 我が社でも「他山の石」にしたいと思います。Image
  ■ヒューマンエラー(人間の不注意)の主なものとして、
 ○疲労、高齢化   →「気力がなかった」
 ○身体機能反応度→「ついていけなかった」
 ○錯覚・錯誤      →「うっかり・ぼんやりした」
 ○懸命           →「他の事は考えなかった」
 ○思い込み       →「○○するはずがない」
 ○確認不足       →「何度もやった作業だ」
 ○慣れ           →「慣れた得意な作業だ」
 ○危険軽視       →「しばしばやっている」
 ○性格不良、過信  →「自分だけは大丈夫だ」 
 ○怠慢 近道行為  →「急がなくては」
 ○省略行為      →「めんどうくさい」
などがあるそうですが、必ずどれかに、或いは複数に該当するはずです。

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