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2015年10月20日 (火)

マンション傾斜は日本版VW事件!

 先般は、ドイツ車のフォルックスワーゲン(VW)がディーゼル排気ガスのデータ偽装発覚で国際的な大問題になっていますが、今度は日本のマンション傾斜で大揺れです。世界に誇る「ものづくり日本」にとっては大きな痛手です。築き上げた信用が崩壊するのも正に「蟻の一穴」からなのでしょう。Mage
 問題の横浜市都筑区「パークシティLaLa横浜」の
 事業主は、三井不動産レジデンシャル
 施行元請けは、三井住友建設
 下請けは、日立ハイテクノロジーズ
 そして、杭打ち工事は、旭化成建材株式会社 (前田富弘社長)が行い、問題の地盤データ改ざんを行ったもので、現場で関係したオペレーターら二人は判明しているようです。尤も、居住者にとっては一次下請も二次下請も関係ないことで、「どこでもいいから、何とかしろ」と思っていることでしょう。Img_4839
 三井不動産は、関連会社と裏でどう話しが付いたのか不明ですが、傾斜した西棟を含む全4棟を建て替える方針を住民に示したことは評価できる話しです。しかし、建て替えには少なくとも3年半かかると言いますから、住民側の足並みも簡単には揃わないでしょう。いずれにしても、この補償は、単に建て直し費用に止まらず、住民の借り住まいや移転費用、慰謝料等々を計算すると余りにも莫大過ぎます。組織ぐるみなのか数人だけの偽装工作なのか、常習的なのかは判りませんが、一旦信用を失うことが、どれだけ大きなダメージを、一企業だけでなく建設業界全体に及ぼすかは、かつての建築会社「ヒューザー」の姉歯耐震偽装事件で体験済みだったはずです。Img_4838
 きっと、関係者も理屈では理解していたでしょうが、目先の利益を優先させたツケと社会的影響は余りにも大き過ぎます。刑事・民事・行政責任などで厳しい罰と社会的制裁を受けることは勿論として、管理体制の強化によるチェック体制、人事管理などを根本から見直すこととは喫緊の課題のはずです。
  くい打ちデータ偽装の旭化成グループのホームページには、グループ理念として「私たち旭化成グループは、世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献します。」と崇高な理念を掲げています。しかし、どんな立派な企業理念を掲げても、組織の一人ひとりの心にまで理念が浸透して実践しなければ、絵に描いた餅と同様です。
 結びとして、
 我が社も小規模ながら建設業務に携わる会社として、建設工事の一つ一つに確実なチェックと気配りを怠らないようにして、お客様に絶対に迷惑がかからないようにすべきと、改めて誓うこの頃です。また、当社は一戸建ての注文住宅が中心ですが、お客様に「地盤強化工事や基礎工事は直ぐ見えなくなるので、見えるうちに現場に数回は足を運んでご自分の目で確認して欲しい。その時は、見学しながら具体的に工事内容をご説明したい。」と契約時にお話ししていますが、完成後、安心して住まわれるための一つの方法と思っています。
パークシティLaLa横浜
所在地:神奈川県横浜市都筑区池辺町4035-13(地番)
交通:JR横浜線「鴨居」駅から徒歩11分
総戸数:705戸(その他、横浜市認可保育所<予定>1戸)
構造、建物階数:地上12階
敷地の権利形態:所有権
完成時期:2007年12月
売主:三井不動産、明豊エンタープライズ
施工:三井住友建設

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