« 昼食は京都マグロ卸直営店・宮武で | トップページ | 京都中央卸売市場「(株)石徳」のこと »

2015年10月17日 (土)

壬生や角屋で幕末にタイムスリップ

 京都の旅では、幕末期の動乱の京に突如として登場した「新撰組のことを忘れてはなりません。これまで「新撰組のことは頻繁に小説や映画などで取り上げられ、ごく自然に京の街の地名や名所を記憶したものです。当時は迷惑な集団と思われたでしょうが、今では京の歴史を面白くした第一功労者とも見ることができます。もし新撰組が存在せず、横暴な薩長のなすがままに天誅や焼打ちが繰り返され、すんなりと大政奉還、討幕に進んだなら、京の歴史、幕末日本の歴史も面白みが半減したはずです。Image6
 そこで滅びの美学と言われる新撰組の障りだけでも触れたく、「揚屋」角屋(すみや)や八木邸、前川邸、壬生寺などを見学してきました。新撰組草創期Photo_5の初代局長・芹沢鴨が、仲間に闇討ちされる場面は、映画などで必ず取り上げられるクライマックスシーンです。
 芹沢鴨はその日、「揚屋(今の料亭)角屋」で酔いつぶされて、八木邸まで副長助勤・平山五郎、同じく副長助勤・平間重助に介護されながら歩いて帰宅したそうです。その場所や距離感を知りたく、中央卸市場南方の島原にある角屋(すみや)を見学後、壬生寺隣の八木邸まで、「坊条通」約1.5キロを歩いてみました。当時は歩くのが当たり前の時代で、この程度の距離は苦にならなかったはずです。
 ゆっくり歩いても約30分の距離でした。
  八木邸で、次のような解説を聞きました。
 芹沢らは八木家で再度宴会を開いたようで、そこには芹沢の愛妾のお梅、平山五郎の馴染みの芸妓・桔梗屋吉栄(きちえ)、平間重助の馴染みの輪違屋・糸里(わちがいや・いとさと)が酒席を盛り上げ、そして、すっかり泥酔した芹沢たちは宴席が終ると、屏風で仕切っただけの部屋で女たちと寝ていたようです。
 八木邸で寝ていた順序は、
 奥の10畳間に芹沢とお梅、平山と吉栄、玄関口の部屋に平間と糸里が寝ていた模様。そして、寝入った深夜、試衛館派の土方歳三と沖田総司、山南敬助と原田Image4左之助が二手に分かれて奥の部屋へ踏み込み、芹沢・平山・お梅を殺害することになります。
 映画などでは、面白くするため脚色されて、戦ったように演出していますが、殆ど一撃で殺害されたようで、平山とお梅は布団の上で首を跳ねられています。ただ、神道無念流の免許皆伝で師範役であった芹沢鴨は、一撃を受けながらも枕元の脇差で立ち向かい、一旦は廊下に出て、隣室の八木親子(母親と為三郎、勇之助兄弟)が寝ていた六畳間に逃げ移ったとき、入口付近の文机につまずき、倒れたところを殺害されています。
 このとき、弟の勇之助が誰かの刀傷を受けて大怪我しています。これらは、当主・八木源之丞の息子・為三郎(1850~1931、享年82歳)が、14歳当時の目撃談として後世に語り継がれていることです。
 なお、浅田次郎の「輪違屋糸里」の小説は、京都島原の天神糸里を主人公に、平山の恋人の吉栄、芹沢の愛人のお梅ら女たちの視点で、新選組初期に起こった芹沢鴨暗殺事件を描いています。Sumiya_12
●角屋もてなしの文化美術館(右写真) 
 TEL:075-351-0024 営業:10時~16時 定休:月曜、
 入館料¥1.000
八木邸 
 TEL:075-841-0751 営業:9時30分~16時30分 
 定休:月曜、第3水曜  
■芹沢襲撃 八木邸 二十四 大河ドラマ 新選組 新選組を行く   https://youtu.be/X4V6c5jg2p0  

「新選組 - 生き残った男」 驚きももの木20世紀 (1/6)
   https://youtu.be/gEmBjyiMTx0

ああ新撰組
作詞:横井 弘 作曲:中野忠晴
(一) 加茂の河原に 千鳥が騒ぐ
またも血の雨 涙雨 武士という名に 
生命(いのち)をかけて
新撰組は 今日もゆく
(三)  菊の香りに 葵が枯れる  
枯れて散る散る 風の中  
変わる時世に 背中を向けて  
新撰組よ 何処へゆく
(二) 恋も情も 矢弾(やだま)に捨てて
軍(いくさ)かさねる 鳥羽伏見
ともに白刃(しらは)を 淋しくかかげ
新撰組は 月に泣く

新選組の歌」  
牧房雄作詞、小川隆司作曲
(一)葵の花に吹く 時代の嵐  
乱れて騒ぐ 京の空  
誠の旗に集いつつ 
誓う剣は雲を切る
(二)荊を踏み越えて 大儀の虹に   
憂いて進む 道ひとつ   
今宵も鴨の水荒れて 
夢は破れる小夜千鳥
(三)火筒に草は燃え 300年の   
武運は虚し 鳥羽伏見  
夜明けを前に散り惑う 
壬生の強者どこへ行く

|

« 昼食は京都マグロ卸直営店・宮武で | トップページ | 京都中央卸売市場「(株)石徳」のこと »

09、そうだ、京都に行こう」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2101431/62084463

この記事へのトラックバック一覧です: 壬生や角屋で幕末にタイムスリップ:

« 昼食は京都マグロ卸直営店・宮武で | トップページ | 京都中央卸売市場「(株)石徳」のこと »