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2015年8月 2日 (日)

己の欲せざる所を人に施すこと勿かれ

 厚労省は、2014年の日本人の平均寿命男性は80.50歳、女性は86.83歳でいずれも過去最高を更新したと公表していました。この記事で思い出したのは、先日、人間ドッPhotoクで病院を訪問した際の待合室で聞こえてきた、「この病院も寝たきりの高齢者が多いね。」「あんな管だらけになってまで生きているのはいやだね。」との会話でした。
  今日2日の読売新聞に「欧米に寝たきり老人はいない」(宮本顕二・宮本礼子著)の紹介記事が掲載されています。この評の出口治明は、「水でできている(体重の7割)人間が自力で水が飲めなくなれば、神の領域に入ったのだから治療はしない」という話しを聞いて感銘を受けたと冒頭で紹介し、また、「ベッドの上で点滴で生きて何の意味があるのか」とハッキリ言う欧米人。更に、健康寿命を延ばすことこそ注力すべきであって、アングロサクソン社会のように「年齢フリー」の労働慣行を作っていくべきだと考える。
 と述べています。
  いくら平均寿命が世界一でも、認知症で全く会話も出来ず、関節も固まって寝返りも打てず、胃ろうを外さないように両手を縛られている高齢者を目の前にすると、人間の尊厳と自分自身の末期も考えざるを得ません。
 しかし、日本のこの現状には家族の希望や承諾があるのです。
  「己の欲せざる所を、人に施すこと勿かれ」は、「自分にしてほしくないことは他人にもするな」ということです。それなのに、自分がして欲しい事は人も喜ぶはずだ、と思い込み押しつけているです。その裏には、延命処置をしないことによる罪悪感や肉親を失う喪失感に耐えられないからではないかと思います。その意味で、表面は人の為にするように見せかけて、実は自分の利益で行動する「お為ごかし」にも似ています。
 日本の高齢化社会が、「己の欲せざる所を、人に施すこと勿かれ」や「お為ごかし」ではでは・・・・・

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