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2015年6月13日 (土)

人を狂わすのは 「色・金・名誉」

 「贈賄」は賄賂を渡すこと、「収賄」は賄賂をもらうことで、これをつなげて「贈収賄」と呼ぶそうですが、時代劇・水戸黄門では、悪代官(公務員)が悪徳商人から袖の下を渡されるシーンが定番としてよくあったものです。
 悪徳商人:「お代官様の好きな山吹色の饅頭で御座います。」
 お代官:「越後屋、そちも相当のワルよのう・・」Image8
 悪徳商人:「いやいや、お代官様ほどでは・・・」
 お代官:「それで、望みは何じゃ?」
 きっと現代の「贈収賄」も同じようなものでしょう。
 「贈賄」と「収賄」の大きな違いは、単純収賄罪は5年以下の懲役、贈賄罪は3年以下の懲役で、比較すると贈った悪徳業者より、貰った公務員の方が重いことです。
 つまり、政治家や公務員など身分ある人に、より潔癖性を求めているのです。
 FIFA(国際サッカー連盟)やオリンピックなどの巨大なビジネスの周辺には、大きな利権が渦巻くことは常識であり、それを我がものにしたい輩は、どんな汚い手を使ってでも食い込み、出来るなら独占したいと思うものなのでしょう。.
 しかし、それを簡単に許しては公正・平等な社会は保てません。
 結果的には、悪代官も悪徳業者も、水戸黄門ら主人公に一網打尽にされる結末に一庶民は溜飲を下げ、抜け駆けを許さない公平な社会を信頼しているのです。
 この社会秩序を保つ現代の水戸黄門は、「サンズイ」の隠語で知られる汚職事件などの知能犯を捜査する、東京地方では「東京地検特捜部」や「警視庁捜査二課」ではないでしょうか。Image6_2
 今回、警視庁捜査二課によって暴かれた汚職事件は、お代官(JR貨物・課長)をソープランドへの接待攻勢でしたが、これは平成10年に発覚した歌舞伎町のノーパンしゃぶしゃぶ店への大蔵省官僚接待事件などの色仕掛け汚職を彷彿させます。
 この事件は、みなし公務員と言われるJR貨物・富永英之課長に、電気設備会社「カナデン」(港区新橋)の営業担当の三枝裕祐被告は上手に接近しています。
 人を狂わすものとして、 「」・「」・「名誉」があると言われます。
 最近では、酒の接待を重ねるより、色を1回当てがえたほうが効果的といわれ、「カナデン」の営業は、この方程式を基本通り踏んだのでしょうか。
 この汚職は、オリンピックで再開発が予定される東京貨物ターミナル駅構内施設の照明器具工事などに、電気設備会社「カナデン」が参入できるよう便宜を図った謝礼などとして、ソープランドへの接待攻勢をかけたものでした。そして6月8日、この事件で、富永被告を懲戒解雇、石田会長や田村社長ら幹部5人は報酬返上と報道がありました。2020年の東京オリンピックを巡っては、競技場誘致・建設、宿泊施設、警備、インフラ整備等々、各方面にビジネスチャンスが発生するわけで、これに虎視眈々と一攫千金を狙って入り込むことを検討している企業も多いはずです。
 現代の水戸黄門たちは、汚い手で抜け駆けを許さないよう目を光らせています。
 お互いに、「」・「」・「名誉」などで人生を狂わせないようにしましょう。 

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JR貨物幹部社員取り調べ 接待見返りに便宜か
   https://youtu.be/texzwwlqlNo  

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