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2015年5月13日 (水)

谷保は国立に軒を貸して母屋を取られた?

 国立市は現在では四つのゾーンに大別されるといわれますが、昭和30年代迄は、旧来の「谷保」と新興の「国立」に二分していました。Kunitachi_mapその攻防が推測出来るような写真が「国立市史・下」にありました。
 正に、「地名変更」「文教地区」「団地誘致」「大型店舗出店」等々の戦いの真最中を彷彿させる布陣です。この写真撮影後まもなく、南北に割って入るように南武線北側に、富士見台団地や市役所、福祉センター、学校などが建設されますが、これらは南北統合の象徴になったのでしょうか。
 さて、国立市の発展は、東京大都市圏の拡大と密接に関連しています。新興住宅地が郊外に広がるに連れ、新旧住民の勢力がクッキリ現れる街は、何も国立市だけではありません。隣接の立川市は「立川」と「砂川」、東大和市は「本村」と「南街」のように新旧の隔たりが際立ち、特に、統一地方選挙などの結果には、目に見える形で今も現れると見ています。
 ただ、国立のように「国立会」などの住民組織まで結成して、旧来からの勢力に対抗するところはマレのはずです。確かに、「谷保」は甲州街道に沿って発展し歴史と伝統が育まれた地域であり、概して保守的傾向が強い地域でしょう。
 それに対して、「国立」は、中央線で都心と直結し将来の発展が約束されたような利便性の高い地理的条件を備え、更に「文教地区」という看板と、それを支持する多くの住民が住まう地域です。
 しかし、国立はあくまで谷保地域を母体にして、或いは間借りして開発・発展した地域であることを忘れてはならないはずです。確かに、谷保から見れば、国立の新住民は後から入植したにも関わらず、何かと口うるさく、従来の仕来たりに馴染まず、自己主張が強い住民と見られがちですが、良くも悪くも今のイメージを造った住民です。
 先般の統一地方選の感想ですが、
 過去の市長選では、殊更に護憲や日の丸、原発などをテーマにして対立を煽っていましたが、佐藤市長候補は過去の革新市長と違い、市政建て直しの重要性を地道に訴えていることが印象的でした。今後は、「軒を貸して母屋を取られた」などとの自虐を払拭して、谷保と国立の「共存共栄の道」を拓いて欲しいものです。

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