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2015年3月 6日 (金)

「桜見物の名所」になった国立の歩道橋

 国立市のメインストリート「大学通り」に横断歩道橋が設置された当時は一波乱ありましたが、今Img_3978では桜見物や写真撮影の名所として知られています。
 昭和40年代には自動車利用は国民生活に定着した反面、交通事故の年間死者数は全国で1万人を超え、ピークの昭和46年の死者数は1万6,765人、一日平均は約46人の死者数です。昨年(平成26年)中の交通事故死者数は4,113人で概ね4倍の死者では非常事態だったはずです。
 この「交通戦争」と言われた昭和45年当時、
 「大学通り」に「歩道橋問題(国立歩道橋事件)」が湧き起り、歩道橋設置に賛成か反対かと国立市を二分する裁判に発展したことがありました。
  ことの発端は、
 国立市の三小・一中に通う学童や生徒は「大学通り」を横断して通学する必要があったので、安全対策として人と車を分離するという考え(歩車分離)から、国立高校前に歩道橋設置を求める請願がPTA会長らから出されたことでした。
  ところが設置反対側は、憲法で保障されるとする「環境権」や「景観権」を前面に出して裁判を起こし話題になったのです。裁判は反対側の控訴は棄却されましたが、この事態を客観視していた他の地域の市民は、「歩道橋設置要望」の声を上げにくい環境が醸成されたとも言われています。 
  歩道橋は反対側の意見も取り入れて、自転車や乳母車、車椅子も通れるスロープ式の歩道橋の建設が決定し、昭和45年秋に完成しています。旧甲州街道以外では唯一の歩道橋であると同時に、桜見物の名所としても知られる場所になりました。
  
  下の写真は、3月4日の撮影ですが、桜の蕾もやや膨らんできた状態でした。
 今年も開花が待たれる季節になりましたが、こんな昔話しを思い出しています。
■[PDF]主文 本件各控訴を棄却する。
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/060/018060_hanrei.pdfImg_3976

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