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2015年3月 8日 (日)

大工の棟梁は“木くばり”が大切!

 江戸初期の剣豪・宮本武蔵は二天一流を編み出したことで知られていますが、政治や都市計画にもかなり関心を持ち同時に独特な考え方を持っていたようです。Photo
 この「木くばり」の教えは、
 政治家の心構えとして、中央政治(幕府)にあたる将軍や老中(閣僚)、地方政治(藩政)にあたる大名やその家臣たちの心構えとしての武蔵流の考えでしょう。
 その武蔵が五輪書で後世に残したメッセージは、           
■国政や地方行政を行う場合にも、必ず大工が使う曲尺(かねじゃく)が必要です。それは、大工が家を建てるのと同じように、正確な物差しや設計図に似ているからです。
■そして、使う材木についても“木くばり”をしなければなりません。
 材質に応じて使う場所を決めているのです。
 柱や天井板や羽目板などにはどういう木材が良いかを十分に吟味しています。
 その場所に向かない材木を使っても、良質な家は建てられないものです。   
■棟梁は、大工などの職人をまとめて監督する立場にありますので、職人たちについても、こういう心構えを持たせなければなりません。
 つまり、棟梁は大工たちへの“木くばり”が必要なのです。
 ここで使われている“木くばり”というのは、材木の原木が杉なのか檜なのか樫なのかなどを見分けることでしょうが、そして、これはそのまま「適材適所」ということにつながることです。人間を用いる時にも、その能力や資質を見抜いて、適所に配置することが大切であり、この考え方は、家庭でも学校でも職場でも適用できることです。相手が何の木かということを見抜いて、気付け、教え、指導するモノサシになるからです。
 昔の人物は教育の底に必ず理念と哲学があったと思っています。
 その意味で、宮本武蔵も優れた哲学者でもあります。
 この内容は、
 平成19年4月に童門冬二先生が東京新聞に寄稿された「歴史の言葉」から引用させていただいたものですが、私も建築士としてこの寄稿を読んで深く感銘を受けました。剣豪・官本武蔵には程遠いですが、当社も“木くばり”に十分配慮を払い、皆様に納得していただける住まい造りに務めてまいります。

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