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2015年2月28日 (土)

国立の建築限界ピッタリの建物?

 「建築限界」と言っても、家を建てるときに重要な「建ぺい率」や「容積率」のGenkai02_2ことではありません。JRや私鉄の電車運転士や駅員、保線員に至るまで、全員が事故防止のため「建築限界」のことをご存じのはずです。
 この「建築限界」とは、列車運行の安全を確保するため、障害となりうる建築物等を設置してはならないとする範囲のことで、常にこれを計算して設置しているのは線路脇の標識や電柱、トンネルなどでしょう。
 さて我が社の近所に、鉄道技術総合研究所の独身寮と言われる4階建ての「ドゥエリング国立」(国立市北2-5−18)があります。この建物の東側に非常階段二本が不自然に伸びていますが、初めて見る方は「何故このようにしたのか」と疑問に思うはずです。実は、非常階段の下に最近まで線路が敷設してあり、10数年前までは国立駅北側から、この非常階段の下をギリギリに電車が走り鉄道技術総合研究所まで引き込まれていたのです。この非常階段の幅や高さを計測したことはありませんが、間違いなくJRで言う「建築限界」を計算したはずです。 
 因みに、「建築限界」付近での作業は、
線閉(センペイ)」(線路閉鎖)という列車が作業区間に進入しない手続きをしてから開始すると聞きます。また、駅のプラットホームに引かれた白線や黄色も「建築限界」から計算しているはずです。
 なお、JR在来線の車両の最大幅は3m80㎝とされ、理屈では線路の端から1m以上離れていれば接触しないことになりますが、保線関係者では「枕木の端からスコップ一本以上離れろ」、と指示するそうです。今回は住宅地ではめったに見られない国立市内の「建築限界」の例を紹介しましたが、実際は線路横に設置した信号柱やトンネルなどがその典型でしょう。

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03、 国立市界隈のこと」カテゴリの記事

コメント

そして見られる共産党のポスター。。。

投稿: きりっ | 2016年12月11日 (日) 17時05分

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