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2015年2月13日 (金)

谷保は“ヤボ”じゃないと「谷保の粋」

 きっと題名からは何を言いたいのか分からないことでしょう。
 昨年、国立酒商組合が国立市で育ったお米「くにたち天神米」で「00000yabo保の粋」という銘柄の日本酒を発売しています。
 ネーミングの裏側を考察してみました。
 国立市谷保の「谷保天満宮」は、学問の神様とされていますが、実際は菅原道真の怨霊を鎮めるために建立されもので、亀戸天神社(江東区)、湯島天満宮(湯島天神・文京区) と並んで、「関東の三天神」とも言われます。
 この神社の始まりは、
 901年、菅原道真が京都から太宰府に流されたとき、三男の「道武」は京都から谷保に流されました。道真公が903年死亡したと伝え聞くと、道武が父を慕い面影を木像にしたものが御神体として、903年、府中辺りに建立されました。
 今の場所には、1181年に移転したという記録があるそうです。 
 また、谷保天満宮は「野暮天」の語源で知られていますが、
 由来は諸説あって、
●道真の像を彫った、当時10歳前後の三男・道武は彫刻に関しては素人で御神体が不細工、つまり野暮なので、野暮天(神)といわれた。
●昔、財政危機に陥った谷保天神は、10月(神無月)、目白で御神体を公開し賽銭を集めたことがあり、それを狂歌師、太田蜀山人が・・・「神ならば 出雲の国へ行くべきを 目白で開帳 ヤボの天神」と歌い広まったなどの諸説があるそうです。
 00000yabo_1ずいぶんと前置きが長くなりましたが、
 昨年秋、国立酒商組合が「くにたち天神米」で「谷保の粋」という銘柄の日本酒を造り発売していますが、きっと、谷保はけっしてヤボじゃないよと主張したネーミングでしょう。
 醸造元は福生市の多満自慢で知られる石川酒造で、国立駅前の「国立せきやビル」で売られていましたが、限定販売なので、現時点で在庫があるかは確認していません。
 “谷保”はヤボではない「粋なのだ」という心意気が伝わってきます。
 なお、谷保天神はやぼと濁るのが正式のようですが、谷保駅はやほと濁らないそうです。これは新しい居住者が多くなったことで自然とそうなったのでしょう。
 古くからの地元の人がこれに注文を付けないのは、谷保=野暮=ヤボの語感に劣等感や羞恥感のようなものがあったのかも知れません。
 「谷保の粋」のネーミングにも、それを匂わせていると思われます。

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