01、個人的に関心を持った話し

2018年7月15日 (日)

「砂の器」の宿命はカルマ(業)

  仏語の「カルマ」は、因果応報の「」、つまり「宿命」とも訳されますが、映画「砂の器」の副題でもあり、そのテーマ曲も「宿命」です。Sunnoutuya_01
 昭和49年(1974)に主演:丹波哲郎、加藤剛、森田健作ら、監督は野村芳太郎で映画化された「砂の器」を久々に鑑賞しました。まず、最近死去された加藤剛さんの御冥福を御祈り致します。そして、役者陣の好演、特にハンセン病患者・本浦千代吉役の加藤嘉 (よし)さんの言葉少なくも鬼気せまる演技に注目してしまいます。
 松本清張著の「砂の器」が発表されたのは昭和35年ですが、日本がまだまだ荒んでいた時代でした。この映画を知るには、1931年(昭和6年)のらい予防法でハンセン病患者を強制隔離していたこと。また、かつての警察業務の範囲に保健衛生、消防等も所掌していたこと。それに、犯人の正体を暴露するキッカケとなる空襲などの戦災で戸籍書類が焼失した時の、戸籍の自己申告制度。また、出雲弁と東北弁の発音が似ていることが事件解決のヒントになったことなどが、上手に織り込まれていることです。Sunnoutuya_image
 後半には、加藤剛演じる天才音楽家・和賀英良が過去の名前「本浦秀夫」を消して奏でるピアノ曲「宿命」を背景に、ハンセン病の父親と遍路の旅に出た息子「本浦秀夫」との父子愛を、捜査一課の今西刑事(丹波哲郎)が淡々と語ると誰もが涙腺を緩めてしまうのです。忘れてならないのは、かつて、ハンセン病は不治の病でしたが、それを祖先の犯した罪「天の刑罰」と見る偏見から「天刑病」と呼んだり、挙句は無らい県運動も推進しています。昭和30年代には誤りが明白となったのに根本から訂正することなく、ようやく平成8年にらい予防法の廃止に関する法律が施行され、平成13年には、国のハンセン病患者の強制隔離政策を違憲とした熊本地裁判決を国側が控訴を断念しています。時折、東村山市の「多磨全生園」近くを通りがかりますと、いわれなき差別や偏見で苦しんだ方々に想いを馳せることがあります。
砂の器
https://youtu.be/JBaHn0pGpDs   

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2018年7月12日 (木)

伊号潜水艦・佐久間艇長の遺書

 11日、タイの洞窟から少年らが、パニックにならずに全員が無事救出されまし00020180703oた。
 仏教国・タイの洞窟で6月23日から不明だった少年12人とコーチが9日後の7月2日に発見されると救出作戦が開始され、7月11日まで全員を救出しました。しかし、ダイバーのサマン・クナン氏(38)が酸素タンクを運ぶ途中で死亡したことは残念でした。また、コーチで10歳から僧侶経験のあるエッカポル・ジャンタウォンさん25歳が少年らを落ち着かせるため瞑想を指導したり、子供達に優先して食料を分配させたことで一番衰弱していると報じています。そう言えば、発見時に子供達が整然としていたことは、この瞑想の効果だったのでしょうか・・・・
 これらのことから、吉村昭著の「伊号潜水艦浮上せず」や、足立倫行著の「死生天命 佐久間艇長の遺書」で知ったことを思い出しています。0000253100923
 この話は昭和19年、瀬戸内海由利島沖で急速潜行訓練中に沈没。昭和28年に9年ぶりに引揚げた潜水艦伊号三三潜水艦」のことでした。引き上げると、後部電動機室内から遺書の束を発見。浸水が始まり死を覚悟する中で、各人が身内に遺書を記して、整然と死を迎えていたのです。関係者は、乗組員が集団パニックになっていると予想していましたが、乗組員14人のうち12人は所定配置場所で絶命。所定位置にいない2人は、破損箇所で死亡しており、最後まで修理に当たっていた状況でした。更に、佐久間勉艇長は、最後の瞬間まで事故の原因と乗組員遺族への配慮を求める遺書を残しております。Sakuma_img_1
  以下、その遺書を抜粋致します。
 「小官の不注意により陛下の艇を沈め部下を殺す、誠に申し訳なし、されど艇員一同、死に至るまで皆よくその職を守り、沈着に事を処せり、我れ等は国家のため職に倒れ死といえども、ただただ遺憾とする所は、天下の士はこの誤りをもって将来潜水艇の発展に打撃を与うるに至らざるやを憂うるにあり」、「願わくば諸君益々勉励もってこの誤解なく、将来潜水艇の発展研究に全力を尽くされん事を。さすれば我れ等一つも遺憾とするところなし」
「沈没の原因。ガソリン潜航の際、過度探入せしため、スルイスバルブを締めんとせしも、途中チエン切れ、よって手にて之を閉めたるも後れ、後部に満水せり。約二十五度の傾斜にて沈降せり」、「沈据後の状況。一、傾斜約仰角十三度位 一、配電盤つかりたるため電灯消え、電纜(でんらん、ケーブルのこと)燃え悪ガスを発生、呼吸に困難を感ぜり。十四日午前十時頃沈没す、この悪ガスの下に手動ポンプにて排水につとむ」、「一、沈下と共にメインタンクを排水せり。灯り消えゲージ見えざるども、メインタンクは排水し終われるものと認む」、「電流は全く使用するにあたわず、電液は漏れるも少々、海水は入らず、クロリンガス発生せず、残気は五百ポンド位なり。ただただ頼むところは、手動ポンプあるのみ。ツリムは安全のためヨビ浮量六百、モーターの時は二百位とせり。右十一時四十五分、司令塔の灯りにて記す」、「溢入の水に侵され、乗員大部衣湿ふ寒冷を感ず、余は常に潜水艇員は沈着細心の注意を要すると共に大胆に行動せざれば、その発展を望むべからず。細心の余り萎縮せざらん事を戒めたり。世の人はこの失敗を以てあるいは嘲笑するものあらん、されど我は前言の誤まりなきを確信す」、「一、司令塔の深度は五十二を示し、排水に努めども十二時までは底止して動かず、この辺深度は十尋(ひろ)位なれば、正しきものならん 一、潜水艇員士卒は、抜群中の抜群者より採用するを要す。かかるときに困る故、幸い本艇員は皆良くその職を尽くせり、満足に思ふ」、「我れは常に家を出ずれば死を期す、されば遺言状は既に『カラサキ』引き出しの中にあり。(これ但し私事に関する事を言う必要なし、田口浅見兄よ、之を愚父に致されよ)」
「公遺言 謹んで陛下に申す。我が部下の遺族をして窮する者無からしめ給わらん事を、我が念頭に懸かるもの、これあるのみ。右の諸君によろしく。一、斎藤大臣 一、島村中将 一、藤井中佐 一、名和少尉 一、山下少将 一、成田少将」 「(気圧たかまり鼓膜破らるる如き感あり)一、小栗大佐 一、井出大佐 一、松村中佐(純一) 一、松村大佐(竜) 一、松村少佐(菊)(小生の兄なり)一、船越大佐、一、成田綱太郎先生 一、生田小金次先生」
「十二時三十分、呼吸非常に苦しい。ガソリンをブローアウトせししつもりなれども、ガソリンにようた。一、中野大佐 十二時四十分なり……」

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2018年7月 2日 (月)

高齢運転者の死亡事故は増えていない

 7月1日、茨城県の「セブン―イレブン取手小文間店」で、高齢女性(82018_11)が運転中に交通事故を起こしたと繰り返し報道しています。この程度の事故なら、日本中、いや世界中で何件でも発生しているはずです。右のグラフのように、高齢運転者による死亡事故は、ここ10年間の統計では横ばいなのに、まるで高齢ドライバーの交通事故が数倍に増加しているような印象を与える報道を繰り返しています。
 こんな意地悪な報道を繰り返していますから、国民からの高齢運転者の支持率は最低でしょう。
■ 内閣府の特集「高齢者に係る交通事故防止」から http://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/h29kou_haku/gaiyo/features/feature01.html
 高齢の運転免許保有者の増加2018_2_2
 平成28年末の運転免許保有者数は約8,221万人で、27年末に比べ約6万人(0.1%)増加した。このうち、75歳以上の免許保有者数は約513万人(75歳以上の人口の約3人に1人)で、27年末に比べ約35万人(7.3%)増加し、今後も増加すると推計される。高齢運転者の特性については、年齢や体力、過去の経験等によって大きな個人差が認められるものの、一般的に、
•視力等が弱まることで周囲の状況に関する情報を得にくくなり、判断に適切さを欠くようになること
•反射神経が鈍くなること等によって、とっさの対応が遅れること
•体力の全体的な衰え等から、運転操作が不的確になったり、長時間にわたる運転継続が難しくなったりすること
•運転が自分本位になり、交通環境を客観的に把握することが難しくなること
などが挙げられており、これらの特性が、75歳以上の運転者が死亡事故を起こしやすい要因の一つになっているものと考えられる
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 また、75歳以上の運転者による死亡事故について、件数自体は10年間ほぼ横ばいで推移しているものの、死亡事故件数全体が減少する中、全体に対する構成比は上昇傾向にあり、平成28年は全体の13.5%を占めている。とあります。
 つまり、75歳以上のドライバーが増加していますが、死亡事故の発生件数は横ばいで推移していることを表しています。それに、20歳以下や20代の自動車保険料の掛け金が一番高い理由は事故率にあるはずです。警察庁交通局が発表した、平成27年の年齢層別の交通死亡事故の特徴からも、15~19歳の事故件数が多いことが分かります。まだ、初心者であることや、無謀運転をする例が多いのでしょう。
 ただ85歳を超すと、その事故率は著しくアップしている現実は認めるべきです。
 しかし、交通インフラが未整備の地域や郊外では、生活で車の利用は不可欠であり、高齢者ほど買い物や通院などに車の必要性が高いものです。報道は警鐘を鳴らす目的より、高齢者事故を必要以上にテレビなどで晒して、高齢者は免許を返納すべき、道路から排除すべきとの圧力をかけているのでしょうか。そんな意地悪な見方で報道するより、痴ほう対策や、自動運転、自動ブレーキの向上で安全な車を開発して欲しいものです。

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2018年6月29日 (金)

ワールドカップは「結果が全て?」

 ワールドカップT進出は「結果が全て」との声からは、勝てば官軍と聞こえます。00025s
 サッカーの起源は戦争と密接とされ、正に、代表チームは国を代表する戦士とされます。特に、ヨーロッパでは民族や国家の成り立ちが複雑で、サッカーの試合がナショナリズムの発揚の場とされることが多いようです。それだけに、ワールドカップは、国家の威信をかけて戦う4年に一度のサッカーの祭典で、日本人は理解出来ない程の熱い戦いだそうです。
 サッカーが日本に伝来したのは1873(明治6)年で、イギリス海軍兵が来日し、築地の海軍兵学寮で余暇にサッカーを教えたのが始まりとされます。そして、1993年にJリーグが発足すると実力も向上し、4年に一度のサッカーの祭典、ワールドカップには1998年に初出場。2002年の日韓大会と2010年の南アフリカ大会で決勝トーナメントに進出しており、今回で三度目の決勝T出場ですから見事なものです。
  今回の大会では、日本はポーランドに勝つか引き分けると決勝T進出だったのに、1点差で敗北。しかし、同時進行していたセネガル対コロンビア戦で、セネガルが同スコアで敗北するとフェアプレーポイント(警告や退場の数)の差で日本が勝ち上がっています。コロンビアが勝利すると、残り約10分は反則を出さない試合運びに徹するため、長いパス回しで時間稼ぎをしたことにブーイングの声も上がっています。これをどう見るかは、決勝進出が目的の人と、日本らしい正々堂々の好試合を期待した人で大きく分かれるはずです。それでも、ポーランドもボールを敢て奪うことをしなかったことで、勝って帰国出来るメリットがあったと見られています。西野監督も「本意ではないが勝ち上がるための戦略」と語っています。それでも、「結果が全てだ」というサポーターの言葉からは、「勝てば官軍」という嫌な言葉を連想しています。
 それにしても、GK川島選手の汚名返上となる数々の好プレーは見事でした。

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2018年6月27日 (水)

半端ない親日国「ポーランド」

 サッカーのW杯ロシア大会で、 19日のコロンビア戦は2-1で日本勝Rzeczpospolita_polska利。24日のセネガル戦は2-2で引き分け。そして、明日28日にはポーランド戦で勝つか引き分けで決勝トーナメント進出です。サッカー好きという訳ではありませんが、ポーランド戦だけは注目したいと思っています。理由は、ポーランドは半端ない親日国と言われ、フェアーな試合運びが期待できるからです。
 ポーランド共和国(人口約3,844万人)は北欧にあり、東西をドイツとロシアの強国に挟まれた地政学的な環境から二度も世界地図から消滅しています。一回目は1795年で、ロシア、プロシア、オーストリアの3国に分割され消滅。二回目は第2次世界大戦中で、ドイツとソ連に分割。終戦後に独立を果たすも、ソ連の衛星国として1989年(昭和64年/平成元年)まで東側諸国の一部でしたが、今は完全に独立し民主化しています。
 そして、平成14年、天皇皇后両陛下がご訪問されると、真っ先に駆けつけた高齢になった元孤児が話題になっていました。この経緯は、ロシア革命の頃まで遡る話しで、当時、十数万人のポーランド人がシベリアに抑留される中、せめて子供達だけでも祖国に戻したいと欧米に嘆願するも尽く拒否され、最後の希望を託したのは日本でした。日本政府は、シベリア出兵中の日本軍を動かし765名の孤児を救出し、二年間も日本で手厚く保護した後に無事帰国させています。
 その元孤児が、天皇皇后両陛下に感謝を述べるため駆けつけたのでした。
 親日の始まりは、日露戦争の日本勝利とされ、当時のポーランド国は無い時期で、露軍の奴隷兵士として、ポーランド人が最前線に立たされて戦っていました。当然ながら戦場では、日本軍の捕虜になったポーランド兵が多かったそうですが、捕虜になっても人道的な扱いをされ本国に送還されています。この日本人の武士道精神や、リトアニア領事の杉原千畝が6千人ものユダヤ人に日本渡航ビザを準備したことも、ポーランド国民に語り継がれる美談です。
 決定的な話しは、民主化運動の指導者・ワレサ議長は、1990年、大統領に選出されると、「我々は第二の日本になりたい。普通の日本の市民が体験している明るさ、自由、豊かな暮らし、そういうものがポーランドに欲しい。第二の日本をめざそう。」と呼びかけています。そして、日本の強さは武道にあると看破し、どんな小さな町にも、柔道、空手、合気道、剣道などの道場があるそうです。きっと、サッカーのW杯ロシア大会では、ポーランド選手も半端ない武士道精神を発揮するはずです。2016年、ポーランド航空は成田~ワルシャワ間の直行便を開始し、現在は週5便に増え、ポーランドの隣国は日本という触れ込みで、益々親日な国になりそうです。
 なお、孤児の最後の生存者として天皇皇后両陛下に謁見した、アントニーナ・リロさんは、平成18年に「日本は天国のようなところだった」という言葉を遺して90歳の生涯を閉じています。
知られざる親日国・ポーランド【ポーランド孤児 救われた765人の命】    https://youtu.be/z0XQygv6BRY

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2018年6月25日 (月)

世界遺産登録を目指す「縄文遺跡」

 世界四大文明のメソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明・黄河文000025e3b08394c明より、更に、1万年以上も飛びぬけて古いとされる縄文遺跡が世界文化遺産登録程度の扱いで満足する訳に行きません。
 さて、北海道と青森、岩手、秋田の4道県は、「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」の世界文化遺産登録を目指しています。この地域には、キウス周堤墓群(千歳市)、三内丸山遺跡(青森市)、大湯環状列石大湯環状列石(鹿角市)、御所野遺跡(一戸町)など、多くの縄文遺跡の存在が知られています。しかし、日本には縄文遺跡して、国内最大級の佐賀県の吉野ヶ里遺跡、八ヶ岳山麓には縄文時代中期の縄文のビーナスや仮面の土偶、多摩ニュータウンNo.57遺跡では6,500年前の縄文時代集落の他、多くの縄文遺跡が日本中に分布していることから、何も4県に絞る必要はないとの意見もあります。
 また、日本列島には研究途上ながらも古代文字・神代文字の存在も知られるほか、青森県蟹田町の大平山元(おおだいやまもと)I遺跡からは1万6千年前の土器、函館市の保内野遺跡からは約3,200年前の中空土偶、福井県の鳥浜貝塚からは約1万2600年前の漆塗りの木片、新潟県十日町市笹山Doki_image1遺跡からは約5300年前の火焔型土器が発見されています。
 土器の発明で、食べ物を煮炊きして調理したことで食文化が豊かに発達し、熱い食べ物を取り出すためにを使う文化が定着したことで、自然と手先が器用になったと見られています。古ければ古いほど、新しい文明に影響することは当然であり、縄文文明が海を渡り、世界の文明に影響した可能性もあると、世界の考古学者が指摘するそうです。
 報道では、長崎と天草地方の潜伏キリシタンの登録が注目されていますが、縄文遺跡はそれ以上の価値があるものですから、同時登録されてもいいはずです。
世界遺産登録候補「北海道・北東北の縄文遺跡群
   https://youtu.be/xxaaBnn8iE0

■日本人のルーツ発見!”核DNA”が解き明かす縄文人 (サイエンスZERO) https://youtu.be/-Mv18BLpnvw

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2018年6月21日 (木)

危険や問題の「見える化」が大切

 「危険や問題点の見える化(可視化)が大切」とは、当然ですが、見えな000225imageい危険は誰も解決できないのです。かつて、市川市二俣新町駅の「トヨタL&Fカスタマーズセンター」の研修で、様々の問題点は「誰にも目に飛び込んでくる」状態をつくることで、問題解決のため、どうすれば良いのかのスタートになると教わりました。
 さて、6月18日(月)午前8時頃発生した地震で、大阪府高槻市立寿栄小のブロック塀が道路側に倒壊し、その側を登校中の小学4年の女児が死亡した事故で、慌てて、全国の通学路の安全点検を行う動きが始まりました。倒壊したブロック塀を後から観察すれば、継ぎ足しの構造や建築基準を超えた高さなど誰でも危険と気付いたのに、誰も事前に、危険を危険と指摘出来なかったことは残念なことです。
  以前には、平成13年6月大阪教育大学附属池田小学校で、凶器を持った侵入者から児童や教師が殺傷される痛ましい事件が発生し、学校の無防備ぶりを指摘され、慌てて子どもの安全を見守るシステムが全国で構築されました。更に、平成24年に京都府亀岡市で、児童等の列に自動車が突入した事故や、犯罪に巻き込まれることが連続発生したことを受けて、通学路の見通しの確保や歩車道の分離等による安全対策が全国的に実施されつつあります。最近、国立市内でも小学校4・5年位の学童がグループで危険個所の発見や不審者対策のチェックをしている様子に遭遇することがありました。
 しかし、どんなに多くの目でチェックしても、失礼ながら、見えない人を何人並べても、見えない問題は解決できないのです。今回のブロック塀の違法継ぎ足しは、プールの0000000pn11目隠しが目的と聞きますが、結果的に見えなくして危険が倍増し、損害賠償も莫大になるはずです。もし、ブロック塀ではなく、軽い可動式のルーバーフェンスを採用することで、プール使用時だけ「目隠しフェンス」にすれば、景観も損なわなかったし、事故の発生もなかったはずです。やはり、一時的に出費があっても、長い目で見れば「安物買いの銭失い」「損して得取れ」ということでしょう。しかし残念ながら、今後も死亡事故など、痛い目に遭わないと対策をとらない体質に変化はないでしょう・・・・
見えない問題は解決できない: 大日建設の社長日記

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2018年6月16日 (土)

北朝鮮の豹変は期待出来るか

 「男子、三日会わざれば刮目せよ?」の元は「三国志演義」からとされ、呉の武将・呂蒙が孫権の言葉をキッカケに勉学に励んだ故事からとされます。つまり、三日間でRatci_imageも人は変わることができるとされますが、果して、米朝会談から三日経過しましたが北朝鮮の豹変は期待出来るのでしょうか。
 さて、6月12日には、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談は、世界中が注目していました。これをトランプ大統領は自画自賛するものの、マスコミは、ただの「政治ショーだ」「茶番だ」、「トランプ氏の失敗だ」などと小馬鹿にした報道が多い一方で、北朝鮮はトランプ氏を「老人」、「生ける屍」などと罵倒した報道から好意的な報道に一変しているそうです。
 しかし、残念ながら日本への北朝鮮の態度は従来通りに硬直したままです。
 事実、平壌放送は15日、「日本は既に解決された『拉致問題』を引き続き持ち出し、自分らの利益を得ようと画策している」と論評し、日本だけが「無謀な対朝鮮強硬政策にしつこくしがみついている」とし、「国際社会が一致して歓迎している朝鮮半島の平和の気流を必死に阻もうとする稚拙かつ愚かな醜態だ」と牽制しています。
  一縷の望みは、トランプ大統領が金正恩朝鮮労働党委員長に自身の直通の電話番号を教えたことを明らかにし、17日に電話会談を行う可能性を語っています。
 これは、人質を盾にして籠城する犯人に、警察が携帯電話等を渡して、相手の要求を聞き出すなどの連絡手段を確保し、対話のキッカケにしたことと似ています。
 今の日本は、トランプ大統領を頼みとして、北朝鮮に圧力をかけつつ説得を要請する以外に方法がありません。そして、拉致被害者の全員解放無くして日本の援助は有りえないことであり、最悪、奪還出来なかった時の日本の国内世論の豹変もまた心配です。「拉致問題」は人権侵害の最たる事件と気付いて欲しいものです。

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2018年6月12日 (火)

拉致被害者は解放されるだろうか

 今は、トランプ米大統領と安倍晋三首相の、強いコネ(人脈)に期2018612_image1待しています。.
 ところで、一番仕事ができる人材は「コネ持ち」、「コネも実力の一つ」とし、会社経営や役員経験を持つ人材だけを集めた会社を知っています。殆どが高齢の方々ですが、過去の経験とコネを生かして経営は順調と聞きます。また、我が社のお客様も、何かしらの人づてに評判を聞いて訪問される方々が多いものです。すると会話もはずみ、その後の契約もスムーズに進むものです。
 さて、トランプ米大統領と金正恩委員長による米朝首脳会談が迫っています。
 はたして、北朝鮮の非核化は進むのか?、また、日本人拉致の解決に向けてトランプ大統領は圧力をかけてくれるのか、行方が気になります。これに、安倍総理に批判的なマスコミや戦力を放棄した日本の現状を認識しない人達は、「日本はナゼ北朝鮮と直接対話しないのか」、「口先だけで結局はアメリカ頼みだ」などと的外れの批判です。安倍首相はトランプ政権が誕生以来、幾度も二人だけの首脳会談や電話による会談を繰り返し、トランプ氏は「日米は完全に一致している」と語っています。
 現在の日米関係は、かつてないほど強いコネがあることに間違いありません。
 武器を持って立て籠もる人質事件では、人命を尊重し犯人をなだめる説得交渉も大事でしょうが、犯人が拒否を続ける場合は、人質の健康などに配慮して警察は実力行使による人質解放と犯人逮捕に突入する場面があります。北朝鮮による拉致事件の解決も同じようなものでしょう。これまで被害者解放に向けて、何度も解放の説得を試みても、拒否され続けられては、武力で解決手段を持たない日本は、米軍などの特殊部隊の突入が必要と認めたはずです。今回の米朝首脳会談では、安倍首相は、その最後通告をコネを生かして、トランプ大統領に要請したはずです。
 今は只々、人質(拉致被害者)が早期に無事解放されることを願っています。

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2018年6月11日 (月)

トランプ大統領の英雄伝説誕生?

 いよいよ明日12日に迫った、トランプ米大統領と金正恩委員長による00000v8zp米朝首脳会談は、正にアメリカ人好きの「ララミー牧場の決闘」や「OK牧場の決闘」など息詰る決闘を彷彿させています。アメリカ人はヒーロー(英雄)を賛美する傾向が強いようで、例えば、「米建国の父」初代大統領のジョージ・ワシントン、川に不時着させ乗客の命を救った「ハドソン川の奇跡」のサリー機長、「黒人の鉄道工夫で優れたハンマー打ち」のジョン・ヘンリーなどが尊敬されているそうです。
 この点、日本人は集団主義や集団行動が浸透していることから、個人の英雄より、幕府に殉じた「新撰組」や会津藩に殉じた「白虎隊」、或いは、赤穂藩に殉じた「忠臣蔵四十七士の物語」などにみられるように、組織人としての「忠誠心」や「以心伝心」を讃える傾向が強いようです。
  これらのことを前提に国民性を端的に捉え、揶揄するようなジョークがあります。
 例えば、「アメリカ人は英雄好き」「日本人は集団主義者」、「ドイツ人は合理的」「○○人は酒好き」「○○人は女好き」というような共通認識がありそうです。
■様々な民族の人が乗った豪華客船が沈没しそうになる。
 このとき乗客を海に飛び込ませるには、どのように声をかければいいか?
アメリカ人】には、「今飛び込めば貴方はヒーローになれるでしょう」と伝える。
【ロシア人】には、海の方をさして「あっちにウォッカが流れていきました」と伝える。
【イタリア人】には、「海で美女が泳いでます」と伝える。
【フランス人】には、「決して海には飛び込まないで下さい」と伝える。
【イギリス人には、「こういうときにこそ紳士は海に飛び込むものです」と伝える。
【ドイツ人】には、「規則ですので飛び込んでください」と伝える。
【中国人】には、「おいしい食材が泳いでますよ」と伝える。
日本人】には、「みなさん飛び込んでますよ」と伝える。
※ 果たして、北朝鮮人には何と声をかけるべきなのか「落ち」が見当たりません。

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