01、個人的に関心を持った話し

2017年8月20日 (日)

みちびき4機体制で誤差6㎝以内

 内閣府が整備を進める準天頂衛星システムみちびき」は、平2017820image12_2成22年9月11日、鹿児島県の種子島宇宙センターからH-IIAロケット18号機で一号機が打ち上げられて以来、「みちびき2号機」が今年6月1日、更に、8月19日に「みちびき3号」が打ち上げられました。そして、4号機も年内の打ち上げを予定しており、来年度から4機体制による本格的な運用が始まり、いよいよ誤差6cm以内という正確な位置情報を知ることになるそうです。
 この「みちびき」は、米国のGPS衛星が軍事利用が主目的としているのと異なり、日本では民間利用が前提であり、車の自動走行や工事現場、農機の自動運転に利用すれば、建築作業や耕作、除草作業にかける手間を大幅に軽減できると見込まれています。その他の利用についても、内閣府の事例紹介ページでも確認できます。
 勿論、世界一の正確性は隣国からは喉から手が出るほど欲しい情報でしょう。
見上げれば宇宙から照らす道しるべ~準天頂衛星初号機「みちびき」   https://youtu.be/yrPxZhwwDN8  

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2017年8月18日 (金)

8月18日は天台宗最澄の誕生日

 今日8月18日は、神護景雲元年(767)8月18日、天台宗を開いた伝教Image大師・最澄の1251回目の誕生日だそうですから、仏教のことを少し勉強しておきたいと思います。
 最澄は、今の滋賀県大津市坂本本町の一帯を統治していた三津首という一族の百枝は子どもに恵まれず、日吉大社の奥にある神宮禅院に籠もり、子どもを授かるように願掛けしたところ叶って男の子が誕生し、広野(ひろの)と名付けられました。この広野こそ、後に比叡山に登り天台宗を開いた最澄であり、誕生地は、現在の大津市門前町坂本にある生源寺だそうです。
  そして、最澄より7年後の宝亀5年(774年)6月15日には、現在の香川県善通寺市(讃岐国多度郡屏風浦)で、後に空海と呼ばれる佐伯真魚(まお)が誕生しています。この最澄も空海も、延暦23年(804)に出発した遣唐使船で唐へ渡った以来ライバルとされます。しかし、最澄0000204203200_は唐に渡る前から名僧と呼ばれ唐への渡航滞在費用も国持ちの超特待生扱い、一方、空海は無名の僧侶で自費で加わった程で何も期待されていませんでした。しかし、空海が持ち帰った密教に桓武天皇の皇子の嵯峨天皇が興味を示し後ろ盾となったことが、最澄と空海がライバルとなった始まりとされます。
  そして、空海の真言宗は完成度が高いとされ純粋な形で現在に伝わっているそうですが、最澄の天台宗は未完成の部分が強かったことが、逆に真言宗から離れて発展し、幾多の高僧が比叡山から誕生した要因とも言われています。因みに、比叡山延暦寺からは、浄土宗(法然)、浄土真宗(親鸞)、曹洞宗(道元)、臨済宗(栄西)、日蓮宗(日蓮)、時宗(一遍)などが誕生し「日本仏教の母山」として、日本仏教の歴史に強く影響し発展しています。根本中堂には1200年以上の間、一度も消えたことがない「不滅の法灯」が一隅を照らすという教えを伝えています。また、空海も、全国を行脚して民衆に近い存在として密教の普及に尽力し、特に四国のお遍路では「同行二人(どうこうににん)」と「空海と一緒に修業に励む」ことを教えていますが、最澄・空海ともに日本仏教の礎を作った偉大な人物でしょう。
空海と最澄   https://youtu.be/AjFJt9vwSvk

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2017年8月 9日 (水)

今上天皇の退位と「戊午の密勅」

 昨年の8月8日、天皇陛下の御言葉によって退位の決意を述べられたことは、幕末の孝明天皇が不Koumei_image平等な日米修好通商条約に怒り、幕府を飛び越し戊午(ぼご)の密勅を水戸藩に下しつつ天皇の最大の抵抗手段とされる退位を決意されたことを連想しました。これは祖父・光格天皇の退位を見ての決意だったのでしょう。
 よく、平成の世は幕末期に似ていると言われますが、皆さんはどの辺りが似ていると思われるのでしょうか。来年2018(平成30)年は「江戸幕府、一夜むな(1867)しく崩れけり」の明治維新から150周年という大きな節目を迎えます。
 一般的に「幕末はペリー来航の1853年で始まり、戊辰戦争の箱館戦争1869年で終わった」とされ、司馬遼太郎は「幕末は清河八郎が幕を開け、坂本龍馬が閉じた」とも、或いは、「幕末は水戸藩の尊皇攘夷で始まり、天皇家と密接だった長州藩が閉じた」とも言われます。徳川御三家の水戸藩と、関が原以来の徳川に積年の怨恨を持つ長州藩・毛利家とは数奇な運命で結ばれていたのでした。事実、水戸藩藩校「弘道館」には、明治維新で名を残す長州藩の吉田松陰や薩摩藩の西郷隆盛、福井藩の橋本佐内0099856らが留学し、水戸藩の藤田幽谷、藤田東湖、会沢正志斎らから、尊王攘夷思想の源流とも言える水戸学を学んだとされます。
 さて、平成28年8月8日の天皇陛下の退位を示唆した御言葉は国民に大きな波紋を呼びました。この御言葉から、安政5年(1858年)井伊大老が朝廷の許可を得ずに日米修好通商条約に調印したことに、孝明天皇は「退位もやむなし」と決意されたことを思い浮かべたものでした。この安政の五か国条約と呼ばれた不平等条約は、米、蘭、露、英、仏と結ばれ、日本は長い期間苦境に立たされ、1904年日露戦争で勝利した7年後の1911年にようやく関税自主権の回復がなされました。
 しかしながら、再び1945年の終戦によって占領憲法を受け入れ、且つ日米安保条約の地位協定等によって、米国にもの言えぬ日本が続いています。この占領憲法の第一条には「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」とあっても、戦後の天皇は日本国民の総意ではなく、GHQの総意で決まったと解釈されています。つまり、戦争責任は回避されたものの、日本国民の誰からも投票やアンケートで確認していない、占領憲法下で象徴天皇が誕生したと解釈されます。このことは、孝明天皇が幕政の刷新と大名の結束を説く戊午の密勅を水戸藩へ下したことに端を発し、井伊大老は水戸藩や長州藩、薩摩藩、福井藩などの優秀な人材を安政の大獄で次々と処刑し、孝明天皇は幕府の言いなりを強要され、四面楚歌となった当時と酷似しているのでしょうか。
  天皇陛下は高齢による、「国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思います」と述べつつも、遠慮ない皇室批判や皇位を安定継承する男系・男子の先細る皇室への無理解、外国軍に支配された中で象徴天皇をつとめることの矛盾から四面楚歌を感じておられるのでしょうか。天皇陛下の御言葉は、政府を飛び越して、直接国民に呼びかけた平成の密勅のようでなりません。
象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば(宮内庁提供)     https://youtu.be/d35qY42vnZQ

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2017年8月 4日 (金)

原発の放射能は科学的に安全と立証

 とにかく、危険を煽れば煽るほどカネになる人達の話を信用して0000255792_lはいけません。
 札幌医科大学教授(放射線防護学)で理学博士の高田純氏は世界中の核災害を調べている本当の放射線学者です。タイトルを「原発の放射能は科学的に安全と立証」としましたが、細かい知識は全くありませんので、次の動画で高田純博士の話しを聞いて納得して下さい。
 また、テレビ朝日系列が8月6日放送する特別番組「ビキニ事件63年目の真実~フクシマの未来予想図」 がありますが、この番組では、「あたかも水爆実験と同じ健康被害が福島県でも起こるかのような表現で制作した」などと批判されています。
 今こそ、原爆と原発の放射能の違いなど、正しい知識を学ぶときです。
 高田博士は、「現在、医学において核放射線を利用する技術は進歩し、それなしに現代医学は成り立ちません。また、放射線による健康増進の研究も進んでいます。地球上の生命は放射線の下で誕生し進化をしてきました。人の生活も適度であれば、まったく恐れる必要はありません。今の福島の超低線量率で、健康を心配する必要はまったくありません。」、「福島の避難は税金の無駄遣い」と主張しています。それにしても福島原発事故をチャンスとばかりに、煽る人達も一度は高田純博士の言葉に耳をかすべきでしょう。
【高田純教授ロングインタビュー】本当はコワくなかった福島の放射能
 【ザ・ファクト】  https://youtu.be/EkCnLXTGz-0  

■なぜ正確な放射能情報が伝わらないのか【言論アリーナ】
  http://www.gepr.org/ja/contents/20150316-01/

【言論アリーナ】なぜ正確な放射能情報が伝わらないのか〜
福島復興、現地調査をした専門家からの提言  
  https://youtu.be/OFj6AuTm9NE

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河野氏は「新河野談話」を出せるか

 組織のトップは側近にイエスマンを置く傾向は強いものです。きっ201784imageと、左傾色の強いマスコミも一緒で、方針が違う意見を唱えるプロデューサーや新聞記者は排除して番組編成や記事を準備するはずです。特にTV番組では、反論・異論ばかりが続出しては、司会進行やプロデューサーの番組作りに悪影響し進行が妨害されるなどの理由から、似たような考えや、進行に協力してくれる人たちを並べることは、政治的公平を期待する放送法4条があっても仕方ないのでしょう。
 第一、組織の方針にいつも異論やケチばかり付けられては、組織全体のやる気にまで影響し、嫌な気分が組織全体を支配する結果も懸念されます。このような現実から改造内閣の閣僚の構成には、様々の屈曲した意見に耳を傾けつつご苦労されたことが理解できます。今回の組閣では、安倍総理に反対意見や劇薬意見を持つという河野太郎氏を外務大臣に、「次の総裁選 には必ず出る」と明言する野田聖子氏を総務会長にすえたことが注目されますが、マスコミの「反対意見にも耳をかせ」との主張に負けた人事とも言われています。
 河野太郎氏は脱原発推進者であるとともに、1993年、慰安婦動員の強制性を認めた「河野談話」を発表した河野洋平氏を父に持っています。また野田聖子氏は、女性初の次期総裁候補とも呼ばれながらも、早速「南シナ海のことは日本は関係ない」と語るなど、売国発言が波紋を呼んでおり終わりの始まりと見られています。
 このように御二人とも、反安倍色の強い方々ですが、野田氏は小池都知事に近いことから東京五輪や都政を円滑に運ぶ狙いや、河野外相には、父親の「河野談話」を覆す「新河野談話?」を出せるかを注目しています。

【青山繁晴】国賊・野田聖子の正体を暴露「自分で南シナに行ってこい!」
   https://youtu.be/ojtJG1G4TH0

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2017年8月 3日 (木)

国会でシッカリ答弁が出来る内閣

 支持率回復の切り札になるかは別として、サプライズ入閣が噂されていた、橋下徹前大阪市長、小泉進次郎衆院議員、三原じゅん子参院議員らは今回は外れたようです。このところ、あまりにも頼りない国会答弁が支持率を下げたとされ、まず第一条件として、国会答弁がシッカリ出来る人物であることが最低条件として選んだという見方もあるそうですから「国会でシッカリ答弁が出来る内閣」と呼ばれるのではと思われています。「政治屋は次の選挙を考え、政治家は次の時代のことを考える」と言われますが、本物の政治家なら次の時代の為に、果して、どのような指導力を発揮して頂けるのでしょうか。000mig
 ところで今日8月3日は、意欲に(1492年)燃えるコロンブスは、マルコ・ポーロの『東方見聞録』にある黄金の国・ジパング(日本)に惹かれて、1492年8月3日に、ポルトガルのパロス港から三隻の船で出航し「アメリカ新大陸を発見した」と言われています。もし予定通りに日本を発見していたなら、世界史・日本史はどのように変化していたのか気になることです。

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2017年8月 2日 (水)

安倍首相の政治生命を賭けた冒険?

 世間から、忘れ去られたように話題にされない北朝鮮による拉致問題があります。0000c0295254_2023735
 元家族会・蓮池透氏による『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』という激しいタイトルの著書には、「世間では北朝鮮に対して当初から強硬な姿勢をとり続けてきたと思われている安倍首相は、実は平壌で日本人奪還を主張したわけではない。(中略)安倍首相は拉致被害者の帰国後、むしろ一貫して、彼らを北朝鮮に戻すことを既定路線として主張していた。弟を筆頭に拉致被害者たちが北朝鮮に戻ることを拒むようになったのを見て、まさにその流れに乗ったのだ。そうして自分の政治的パワーを増大させようとしたとしか思えない」とあります。更に、「あえて強調したい。安倍、中山(恭子、拉致被害者・家族担当、内閣官房参与)両氏は、弟たちを一度たりとも止めようとしなかった。止めたのは私なのだ」と。つまり安倍首相は“拉致問題の立役者”の如く祀り上げられ、「北朝鮮にはっきり物が言える人物」「情に厚いリーダー」「拉致問題を解決する切り札」などの間違ったイメージによって、結果、総理大臣にまでのし上がったのだと蓮池透氏を憤慨させています。このようなImage汚名を返上するには、安倍総理にも、そろそろ北朝鮮に向けた何らかの動きがあっても良さそうです。
 先日の北朝鮮が発射したICBMに、安倍総理は「北朝鮮に最大限の圧力をかけていく必要がある」とのコメントに、国民は聞き飽きたと思っているはずです。こんな折、田原総一朗氏が7月28日、官邸で安倍首相と面談した際に政治生命を賭けた冒険をしないかと具体的な提案をしたことを明かし憶測が飛び交っています。一般的には、北方領土返還案、消費税5%に引下げ策、尖閣諸島に自衛隊常駐策などが想像されますが、「安倍総理にしか出来ない」がヒントとされ、懸案の北朝鮮を訪問し金正恩委員長との首脳会談を提案したのではと見られています。もちろん、拉致問題全面解決、日朝国交正常化、朝鮮半島安定化は強く望むところであり、何らかの行動に移すことは、関係者の高齢化から残された時間のない拉致被害者家族のためにも期待したいことですが、元々が言うだけで責任を取らない人であり、話題にされるだけでカネになる事で、もし、官邸で検討でもしたなら高らかに自慢する人でしょう。
 今日8月2日は1721年8月2日(新暦9月23日) 「8代将軍徳川吉宗の命で江戸・評定所の門前に目安箱を設置した日だそうで、吉宗は広く庶民からの意見を取り入れた名君とされますが、果たして、安倍総理はこの案を採用され動くのか・・・・


【生出演】田原総一朗 総理に進言 冒険の真意
 官邸で緊急直訴した安倍首相にしかできない秘策に迫る!
 https://youtu.be/CX3V7oymJVA

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2017年8月 1日 (火)

改造内閣にポスト安倍がいるはず

 改造内閣に、早くも官僚から「最も怖い政治家の一人」と評価される自民・茂木0002017_07_17naikakukaizo敏充政調会長が入閣する方針と報じられました。茂木氏と言えば、東京大学卒、ハーバード大学院修了という高学歴、且つ英語が堪能と言われていますから、外務大臣か経済関連大臣辺りが相応しいと予測されています。
 また、稲田防衛相辞職で、急きょ外相と防衛相の「一人二役」を担当したばかりの岸田氏は、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射という洗礼を受けていましたが、兼務は3日までと見られ、防衛相は経験者の小野寺五典氏に、外相も他に譲って党3役へ横滑りか、それとも無役を選ぶのでしょうか。
 いずれにしても、ポスト安倍の有力候補として岸田氏、そして、茂木氏にその対抗馬として期待が集まるのか。それとも旦は麻生氏に禅譲も有り得るのか。ここで忘れてならないのは、一年前に自転車事故で戦列を離れていた谷垣氏の存在で、重要ポストで起用も噂されていることです。
 とは言うもののは"ポスト安倍"は安倍氏が最有力とされ、且つ、安倍首相の次の次は小泉進次郎氏と大胆予測する専門家もいるようです。それなら、小泉氏をそろそろ、厚生労働大臣や農林水産大臣などとして入閣の可能性もありそうです。そして、今回の内閣改造で国民の信頼を取り戻して、内閣支持率を「50%以上」に回復させたなら、一気に衆院解散・総選挙と打って出て、立党以来の懸案である改憲論議を高めたいことでしょう。追加情報として、維新の会の政策顧問を最近辞めたことから、橋下徹氏が法務大臣として入閣の噂も流れ始めたことも注目されています。

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2017年7月31日 (月)

旗揚げ近い「国民ファーストの会」

 政治家には「風見鶏」の如く風が吹いた方に、あっちこっちと、立ち位置が定まらない方が多いようにお見受けます。しKazamidoriかし、落選すればただの人で、チャンスには信念を売り渡すのも仕方ないのでしょうか。知人に、55歳で公務員を退職し政治家秘書に転じ、区議、都議選に出馬するも落選し貯えた約5000万円を棒に振った方、もう一人は、20数年前の新党ブームで当選したものの次から落選を続け、今もバイト暮らしで人生を棒に振ったような方もいます。
 さて、今年の都議選では都民ファーストブームで、このような政治家が何人も救われたはずです。このブームは、国政の国民ファーストの会にも繋がる勢いと見られています。それに政治団体が政党助成金を受け取る資格は、所属国会議員が5人以上との条件がありますので旗揚げは近いと見られ、年内にも予測される衆議院解散に向けて、旗揚げの動きも加速されるはずです。その核となる国会議員は、前自民党の若狭勝衆院議員、前民進党の長島昭久衆院議員、前維新の会の渡辺喜美参院議員、前次世代の党の松沢成文参院議員、民進党の柿沢未途衆院議員辺りで、小池氏は都知事のまま代表を務め、国会議員を裏で操ることでしょう。そう言えば、小池氏自身も20数年前の「日本新党」ブームで現れた方で、その再現を狙っているはずです。
 しかしながら、一度放浪クセが付いた政治家は、腰が定まらないジプシー生活を余儀なくされるもので、仮に一時的にも政権に食い込んだとしても、政治家として最も大切な、信念・信条・夢まで捻じ曲げてしまう方々による政治となり、国家として大切な外交・安全保障政策にまで誤った方向に向かう危険もある反面、党首の方針一つで憲法改正の起爆剤になる可能性も期待されています。

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2017年7月29日 (土)

恐怖の文書公開「PKO日報」

 「クレムリン秘密文書」「CIA機密文書」「パナマ文書」等の公開は、その2017_6334重要性と影響の大きさに驚くものですが、日本のPKO日報公開問題からは情けない事情しか見えてきません。さて、独立間もない南スーダンでのPKO活動に2012年1月から派遣されていた陸自の施設部隊は2017年5月末で撤収しています。その間、ジュバでは2016年7月に270人以上が死亡する武力衝突が発生し、自衛隊宿営地の隣のビルでも銃撃戦が勃発し、野党側から「(政府軍と反政府側の)戦闘ではなかったのか」、「PKO参加5原則を満たしていない」と追及され、安倍首相は10月11日「戦闘行為ではなかった」との認識を答弁していました。
  疑問に思ったジャーナリストの布施祐仁氏は、当時の状況を知るために、2016年9月防衛省に開示請求したところ、2月後の12月2日、布施氏に「既に廃棄しており、保有していなかった」と通知したという。しかし、12月26日に同省統合幕僚監部に電子データで保管されていたことが判明、陸自も1月17日、岡部幕僚長に保管されていたことを報告したが、会議では、陸自のデータは隊員個人が収集したもので公文書に当たらないなどと、「事実を公表する必要はない」との方針を決定され、これに、稲田朋美防衛相も異議を唱えず了承したと伝わっています。「焚書・坑儒」とは、都合の悪い過去の書を燃やし、それを知る儒者を生き埋めにしたことからで、秦の始皇帝を連想しますが、この隠蔽する行為で崩壊を早めたとも言われています。 
 知る限り、「情報公開制度」では、税金が投入される公的組織はNPO法人も含め、組織共用情報であれば、単なる備忘録やメモ書きであっても開示請求の対象になると理解しています。南スーダンに派遣されていた自衛隊のPKO部隊は国民からも注目を集めていたことで、毎日の活動を記した「日報」は極めて重要な記録があったと推測されます。それを「無かった、廃棄した」の一言で処理されては、誰からも疑問に思われることは当然です。一文書の公開の対応ミスで、自衛隊トップ及び閣僚の辞任から、一つの内閣が飛ぶ勢いの暴風が吹き荒れています
 そして、こんな文書公開程度で右往左往する姿から脱却するためには、「自衛隊の組織も活動も違憲かもしれない」などの議論が生まれる余地をなくして、誇りと自信を持って活動できる組織に早く生まれ変わることを期待しています。

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